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入社1か月半で転職した23歳女性の「会社を裏切り続けた日々」

学び

 こんにちは、ライターの雛野まほ(23歳、@hinanomaho)です。入社早々“いきなりリモートワーク”になった話は前回の記事で紹介しました。

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※イメージです

 実はあの記事が公開された直後のタイミングで、私は辞職の意を伝えるため会社に電話を掛けていました……。今回はこの「超早期退職」の顛末についてお話します。

東京に行けば人生変わるかもと思った

 地元にいた高校時代、私は東京に行けばドラマや映画のような劇的な人生が待ち受けていると思い込んでいました。受験戦争をくぐり抜け、何とか東京の大学への進学が決まると、「地味だった私の人生が一転する」と胸が躍ったものです。

 そして期待に溢れる中で始まった大学生活では留学に行ってみたり、芸能活動をしたり、人並みに恋愛もして、さらには美容整形までしました。でも自分がやりたいことを両手いっぱいやり尽くしても、心の底では自分が何がしたいのか結局わかりませんでした……

雛野

ゼミの課題で企業取材を行った際に撮った1枚

 就活が始まったことで、この悩みはさらに深刻なものとなりました。卒業後に何をしたら良いのか見当もつかず、途方に暮れているとき、小さいころから漫画が大好きだったことに気がつきました。それからというもの、好きなことを仕事にすべく、とにかく手あたり次第、漫画関連の職を受けました。

営業職として採用されるも…

 結果は見事に惨敗。そもそも漫画を発行している出版社は数えるほどしかないので、漫画以外も扱う出版社にも手を広げてみることに。しかし斜陽業界とはいえ、まだまだ根強い人気がある出版業界では、ほとんどの募集は早い段階で締め切られていました。

 だんだんと進路が決まる周りをよそに内定ゼロ……。とにかくひとつでも内定をもらうために、(手前味噌ながら)外面は良いので営業なら向いてるかもと思い、早速、業界問わず数社エントリー。やっとの思いで内定ゲットと思いきや、就活セクハラに耐え切れず、内定を辞退

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