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スマホは没収!企業の無人島研修に現れた「達人級の新人」の正体

学び

 本来なら今の時期、多くの企業では新入社員研修が行われているはずですが、今年は新型コロナウイルスの影響で延期や中止となる企業が続出。なかには自宅でも受けられるオンライン講習を急きょ導入した会社もあるようです。

新人研修

※画像はイメージです(以下同じ)

「ウチの会社は毎年ユニークな新人研修を行っていたのですが、さすがに今年は中止となりました。普通の人はまず経験しないであろうプログラムでしたし、ぜひ体験してほしかったんですけどね」

1泊2日の無人島サバイバル生活

 残念そうに話すのは、某フランチャイズ系企業に勤める丸山玲人さん(仮名・28歳)。それは一体どんな研修だったのでしょうか?

「無人島研修です。そんなに昔からやっているわけではないですが、最近は新人研修の最後に行う恒例イベントになっていました」

 ユニークではありますが、近年は導入する企業も増えている人気のプログラム。もちろん、丸山さんも入社後に体験しています。

「『鉄腕DASH』のDASH島のコーナーをイメージされるかもしれませんが、あの番組と違って開拓が目的ではないですし、誰かがアドバイスしてくれるわけでもありません。船で島に連れてこられて、『明日の○時に迎えに行くから』って置き去りです」

スマホは事前に没収される

スマホ

「一応、何かあった時に備えて同行してくれる方たちはいますが、基本的には一切干渉しません。今振り返ると、あれはあれで楽しかったのかなと思えるようになりましたが、当時は誰もサバイバル経験なんてなかったから大変でした」

 ちなみに支給されるのは、テントや寝袋、飲料水など最低限の装備のみ。スマホは事前に没収され、ネットのサバイバル情報に頼ることもできなかったといいます。

「ただ、3年前に入社したMという社員は、そんな無人島での生活をものともしない、とんでもない人物でした」

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