上司にお酌すべき?手酌でいいと言われたら?飲み会での振る舞い方
先輩にビールを注いでもらったらどうする?
上司や先輩にビールなどを注いでもらったときは「恐れ入ります」と軽く頭を前に倒し、注ぎ終わったら「ありがとうございます」と元の姿勢に直します。一度お酌をした後、目上の人に「手酌でやるから大丈夫」と言われたら、無理にお酌をしなくてもOKです。
ただし、完全放置はNG。瓶の残量に気を配り、タイミングを見計らって、新しいビール瓶を持っていくなど、お酌をする以外にできることを考え、気配りをもって行動することが大切です。
このようなコミュニケーションを続けていくなかで、相手のグラスが空になったタイミングで「手酌がよろしいかと存じますが、一杯いかがですか」と声をかけると、案外受けてくれるかもしれません。
断られた場合は「失礼いたしました」と会釈をし、そのまま会話を続けるといいでしょう。飲み会はコミュニケーションの場です。相手の好みを知り、相手を思いやる気持ち、心配りを忘れないことが大切です。
酒席(会食)で絶対にしてはいけないタブー
酒席(会食)では絶対に気をつけなければいけないタブーがあります。
「口に食べ物が入ったまま大声で話す」「髪の毛をやたらと触る」「無遠慮にたばこを吸う」「自慢話やうんちくばかり語る」「携帯電話やスマートフォンで話をしたり、SNSをする」「だまって中座したり、帰宅する」など。
これらはすべて、社会人としての品格や常識を疑われるタブー行為だといわれています。この他、会食中の写真をSNSにアップしてもよいかどうかの確認や、お料理の写真を撮影しSNSにアップして良いかどうかなどをお店の人に確認をしたりするマナーコミュニケーションも必要です。
もちろんこれらのマナーがすでに「古臭いもの」として認識されている企業もあります。そこでは「お酌のルール」を無理に貫き通す必要はありません。マナーを覚えておいて損はありませんので、その上で要不要を自ら判断しましょう。
また、会食では、洋食、和食、中華などの食べ方のマナーも大切なことですね。
<TEXT/西出ひろ子>