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確定申告で発覚した「勤務先のウソ」。契約社員と言われていたのに…

学び

 働き方改革が叫ばれる現代。「正規雇用」だけでなく「フリーランス」という働き方、さらには「フレックス制」「リモートワーク」など仕事の仕方も、ずいぶん多様になりました。

女性社員

※画像はイメージです(以下同じ)

 一方で、働き方が複雑化している分、どんなふうに働くかを自分で調べ、構築していくことも大切です。

 とはいえ、大学を卒業したばかりの新社会人にとっては判断が難しいもの。今回は、半ば騙された体験をしたという木下友美さん(仮名・26歳)のエピソードです。

「契約社員」という話だったのに…

「現在は、出版社で業務委託として編集の仕事をしています。憧れもあって、就活は出版業界1本に絞っていました。斜陽産業と言われて久しいものの、まだまだ倍率は高く、志望した全ての会社から不採用通知が届く始末……。卒業の1か月前まで就職が決まらず、大学4年生の1年間は不安な日々を送りました」

 学生の大半が4年生の秋頃までに内定をゲットする中で、ギリギリで就職先が決まった友美さん。その入社の仕方はちょっと変わっていたのだとか。

「端的に言えば、知人の紹介での入社なんです。知人の出版関係者が今の職場に繋げてくれました。形式ばった面接をしたわけでなく、編集長と直接会って話をしたところ『いま人手が足りないから採用~』くらいなノリで決定したので、面食らいました。

 でも、後から考えると、その口約束が落とし穴だったんです。当初は『契約社員』と言われ、紙切れ1枚の契約書を交わしました」

 運良くコネ入社にこぎつけて「ラッキー!」と思いきや、働くうちに様々な不満が湧いてきたそうです。

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