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花粉症シーズン「空気清浄機」を部屋の床に置いてはいけない理由

暮らし

 今年は、全国的に例年より早く花粉の飛散が始まると言われています。

花粉症

※画像はイメージです(以下、同じ)

「やっと家に帰ってきたのに、症状が止まらない」なんて経験、ありませんか? 適切な対策を知っておくことで、そんな悩みが解消されるかもしれません。

 今回は、花粉症の権威である埼玉大学大学院理工学研究科の王青躍教授に、簡単にできる花粉対策について解説してもらいます(以下、王氏による解説)。

花粉は「破裂」して飛散する!?

 花粉は汚れた水と接触したら、水分を吸収して1.2倍くらいに膨らみます。すると、破裂をして細かい粒子に分かれ、乾燥した後、数多くのアレルゲンとともに飛散してしまうのです。その数は、なんと何億個にも。

 それだけではありません。破裂して飛び出した粒子は花粉よりも小さいので、花粉用のマスクだと通り抜けてしまいます。それがガスのように漂って、気管や肺に入り込んでしまうのです。

「雨の日の翌日」が要注意

雨 スーツ

 特に注意なのが雨の翌日です。アスファルトに落ちた花粉は、雨で洗い流されると思いますよね。実際、その多くは雨で洗い流されるのですが、洗い流されない花粉もあります。

 いわば厳しい状況を生き抜いた花粉たちなので、ものすごく強力なものばかりです。それが最後の力を振り絞って襲い掛かってくるとイメージしてみてください。

 もし吸い込んでしまったら、花粉の症状が悪化するだけでなく、ひどい喘息などになってしまう可能性もあります。

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