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小関裕太、共演した橋本環奈に感動「スタッフ全員の名前を憶えていた」

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 人気の学園サバイバルコミックを橋本環奈さん主演で映画化した映画『シグナル100』が公開中。

シグナル100

(C) 2020「シグナル100」製作委員会

 ある高校で担任教師である下部(中村獅童)に、「遅刻をする」「涙を流す」「スマホを使う」といった日常の100の行為を合図に自殺するという催眠術をかけられた生徒たちが、生き残りを懸けたデスゲームに挑みます。

 橋本さん演じる樫村怜奈に思いを寄せる、物語のキーパーソンとなる生徒の榊蒼汰を演じた小関裕太さん(バラエティ『天才てれびくんMAX』、映画『春待つ僕ら』、『“隠れビッチ”やってました。』、ドラマ『来世ではちゃんとします』ほか)にインタビュー。

 橋本さんの印象や、現場の様子にはじまり、小学生の頃から芸能界で活動している小関さんに、仕事人として大切にしていることを伺いました。

オファーの前から原作は読んでいた

――こういうテイストの作品は大好きですし、とても楽しめました。

小関裕太(以下、小関):本当ですか! 僕も映画だったり小説だったり、こうしたジャンルは好きです。映画だと『ソウ』とか、『リアル鬼ごっこ』の山田悠介さんの小説はほとんど読んでいます。宮月新さんと近藤しぐれさんのこの作品も、お話をいただく前から、原作コミックを読んでいたんです。だから出演が決まったときは、すごく嬉しかったです。

――サッカー部員の蒼汰を演じました。どんなことに気を配りましたか?

小関:竹葉リサ監督から「(橋本さん演じる)樫村のフィルターを通して見える榊くんでいてくれ」と言われたんです。ものすごく意識したわけではありませんが、そのことを頭に入れた状態で演じていました。

 原作の蒼汰って、読者を裏切っていく感じがあるんです。今回は、原作とは少し違う蒼汰ではありますが、どこか二面性があるように感じてもらえたらと思っていました。僕はAB型のふたご座の亥(いのしし)年で、ちょっと変わっていると言われる性格でもあるので、自分とリンクする部分もあったかなと。

 あとこれはみんなで意識したことですけど、何人ものクラスメイトが死んでいく中で、自殺した人がどんな人だったかというのは、生きている僕たちの反応から見えてくると思うんです。そこは重視して、みんなでディスカッションしながら作っていきました。

初日から橋本環奈の姿勢に感動

小関裕太

小関裕太さん

――主演の橋本さんと共演してどんな印象でしたか?

小関:とても芯のある方だと思いました。環奈ちゃんは、この作品に入る2、3日前に二十歳になったんです。撮影の外では、二十歳の女の子だなという可愛らしい部分がたくさん見えて、妹のような存在でしたが、作品の話になったり、現場に入ると、自分の意見をちゃんと言える意志の強い女優さんでした。

 それから、今回、クラスメイトが36人いて、スタッフの方も大勢いましたが、彼女はみなさんの名前を初日から覚えていました。これってできるようで、なかなかできないことだと思います。準備期間も短かったですし。僕はコミュニケーションを取りながら名前を覚えていったのですが、環奈ちゃんは初日から覚えていたので、すごいなと感動しました。

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