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安倍首相「桜を見る会」はルール違反だらけのクソゲー<ダースレイダー>

コラム

民主主義で重要な“情報の扱われ方”

国会議事堂

※画像はイメージです

ダースレイダー:当然「その時期が過ぎたら、どうやって決めたか見せてね」っていう考え方もあるべきなのに、「いや、終わっちゃったんで、捨てちゃったんですよね、もう……」「終わっちゃったんなら、そのタイミングで捨てる前に見せないとダメでしょ」と。順序がもう完全に逆。

 つまり、ゲームをプレイしてるのが誰かっていうことを忘れちゃっている。僕らがゲームプレイヤーとしてコマンド入力をしているのに。オートに任せてやっている間にとんでもないことになってた、みたいなことですよね。それで勝手にやってたやつらがコマンド通りに行動してたかどうか、後でチェックでできないなら安心して任せられないでしょ。

 じゃあ、例えばアメリカではどうなっているかというと、どんな機密文書でも、30年たったらCIAが握っていた機密文書でも公開される。これはなんでかと言うと、そもそも別に政府の持ち物じゃないから。さっき言ったように、情報っていうのは一番の民主主義ゲームを遊ぶ上でのポイントで、これがどう扱われているかってことが一番大事。

 そのために僕らはお金を払って、管理を任せている。その情報をもとに、こういう国にしましょうとか、こういう街にしましょうとか、やってくれていると信じている。

案外「桜を見る会問題」ってエキサイティングかも?

darth

ダースレイダー:でもそのお金が、みんなでどんちゃん騒ぎして桜を見るために使われてて、それに誰が来ているかもわからず、その資料も全部捨てちまったと言っている時点で、このゲーム自体アウトだってことがわかる。民主主義というゲームを続けていたつもりが、いつの間にか、民主主義じゃないゲームになってたみたいなね。

 で、そういうゲームをやっている国は世界にいくつかあって、あんまり過ごしやすそうに見えないところが多いので、僕はこの民主主義ゲームをちゃんと続けたほうがいいんじゃないかと思う。

 そのためには、ただ人を集めて桜を見ているだけの、本当にどうでもいい集まりのことですらちゃんと情報管理ができないような人たちが、この民主主義ゲームのゲームマスターみたいな面していていいんでしょうかってことを考える必要がある。この国で生きている我々にとっては大事な、というかエキサイティングな事態になっているんじゃないかなと。

 桜が本当に咲くころにどうなっているかっていうのがね。桜を見る会自体は今年やらないってことになっているけど、僕らがどんなふうに桜を見るのかってことを楽しみたいと思います。

<構成/鴨居理子 撮影/山口康仁>

1977年パリで⽣まれ、幼少期をロンドンで過ごす。東京⼤学に⼊学するも、ラップ活動に傾倒し中退。2010年6⽉に脳梗塞で倒れ合併症で左⽬を失明するも、現在は司会や執筆と様々な活動を続けている。

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