仕事の泥沼から抜け出す「力を抜く感覚」でラクになる方法
どんな部活でも共通する“あるアドバイス”
「力を抜け」、そういわれませんでしたか?
初心者のときは、どうしても力を入れてしまいます。そうしないと安定しないように感じるからです。でも、バットやラケットを握る手にガッチガチに力を入れて、それでうまくいくでしょうか?
振るスピードは遅くなるし、そもそも4、5回振っただけで疲れてしまいます。長続きはしません。当たったとしても、たいしていい当たりになることはありません。
ある程度習熟してきた人はそれがわかっているからこそ「力を抜け」というアドバイスをしてくれるのです。
「常に力を入れておく必要はない。大事なポイントで一瞬、力を込め、そこ以外は脱力をする」。どんなスポーツでも共通する基本ですね。
「力を抜く」は仕事でも活用できる
これ、実は仕事でもそうなのです。
いつも、いつも力を込めて仕事をしていても、それに見合うだけの成果が出ることはほぼありません。また、そんなことが毎日続くわけもなく、どこかで体や心に変調をきたしてしまいます。
「だらだらと仕事をしろ」というわけではありません。
しかし、仕事をする中でうまく力を抜く感覚をあなたには学んでほしいと思うのです。いつもしかめっ面で悲壮感を漂わせている人に、近寄りたいとはだれも思いません。
そうではなく、なぜか楽しそうに仕事をしていて、お客さんや同僚とも気軽に話し、わからないことがあったら素直に聞ける、それが仕事における「力を抜く」だとぼくは考えています。