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トレンドはハシゴ酒?渋谷のナイトシーンを考える<WHITE NIGHT GROOVE>

ビジネス

渋谷はクラブ街を筆頭に賑わっている

White week

グローバルハーツの人見氏

 また、YOSHIROTTEN氏は「ここ1~2年は再びクラブ街を筆頭に賑わっている」とも。

「震災以後、クラブの盛り上がりは下火になったと感じたが、今は再び賑わっている。みんなが聞いたことのあるダンスミュージックのかかる大箱から、コアな音好きしか行かないような小箱まで色々なナイトシーンを体験できる数少ない場所なのでは」

 さらにグローバルハーツの人見氏も、

「大小様々なクラブが密集する渋谷は、色々なクラブをハシゴして楽しめる唯一の場所。我々は、大箱の他にDJバーも運営しているが、また最近は、どの店も海外のお客さんが増えているような気がします。今後はこの街から、世界へ発信していけるような文化を作り出していけたら良いですね」

 と、渋谷という街について地の利を語った。

 たしかに、道玄坂にはOATHやRUBY ROOM、神南にはKOARA、円山町には東間屋、スクランブル交差点近くにはDJ Bar BridgeやWREPなど、数え切れないほどの小箱が集結する渋谷は、まさに音が溢れる街であり、クラブホッピングできる格好の場所でもあるのだ。

クラブならではの「出会い」がある

White week

DJ SESSION supported by JOHNNIE WALKER

「WHITE NIGHT GROOVE」では、トークセッションと同時に、ナイトシーンで活躍するDJらによるフリーパーティも開催された。参加者は渋谷のナイトライフとどう関わっているのだろうか。イベント参加者の声を拾うと……。

「とりあえず渋谷集合みたいなノリはある。アクセスしやすいし、街のエネルギーがすごく、楽しそうな印象」(大学生・男性)

「地方の人は、渋谷のクラブに憧れを持っており、特に首都圏近郊の人は週末にわざわざ渋谷のクラブ目当てで来ることもある」(大学生・女性)

「音楽とかは全然わからないけど、お酒や出会い目的で行くことはある。クラブ遊びでは外せない」(30代・男性)

 といった意見が聞かれた。一方でクラブ遊びを卒業した人からは「クラブ遊びは卒業した。家庭があるので、子供や妻のことを考えると行きにくい場所だと思う。深夜にならなければ、DJバーのハシゴ酒くらいなら考えてもいいかも」(40代・既婚・男性)という声も。

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