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ソフトバンク、156億円赤字。“孫さん頼み”のジレンマを感じる社員も

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ソフトバンク傘下がLINEと経営統合

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 決算発表会に引き続いて、11月18日にソフトバンク傘下でヤフーを運営しているZホールディングス株式会社とコミュケーションアプリ「LINE」が経営統合すると正式発表された。

 LINEアプリの利用者は8000万人、ヤフーが提供しているサービスの利用者は5000万人。両方のサービスを使っている人もいるだろうが、経営統合が実現したことは国内のIT業界において非常に大きなニュースとなった。

 ヤフーが、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を子会社化したことも記憶に新しく、まだ9月のことである。ZOZOTOWNも、LINEも国内外におけるソフトバンクグループ周辺の動きが慌ただしくなっている。

 なお「Yahoo!ファイナンス」によるとソフトバンクの従業員数は1万7115人で平均年齢は39.3歳、平均年収733万円と公表されている。

カリスマ経営者の意外?な弊害

 実際にソフトバンクグループで働いている人はどのように思っているのだろうか。年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に寄せられた口コミから紹介したい。

 今回は、ソフトバンクグループの代名詞とも言える日本国内での移動通信サービスの提供、携帯端末の販売などを展開しているソフトバンク株式会社の口コミを、年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に寄せられたものの中から、ピックアップして紹介する。

 ソフトバンクグループは、孫正義氏の強いカリスマ性によって拡大してきた。しかし、携帯電話事業に関して、孫氏の腹心・宮内社長の求心力は強くはないようだ。

「孫会長から国内通信事業(ソフトバンク株式会社)を任された宮内社長は、経営者色が強いとは思えず、今後どうなっていくか不安定。ここ数年、既存の工数削減および新領域への進出の声をかけているが、現場ではその活動が負担になっていることをどれほど認識されているのか」(電気通信技術者/30代前半男性/正社員/年収600万円/新卒入社/3年~10年未満/2019年度に関する口コミ)

 カリスマの後を継ぐのは難しいということだろうか。

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