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楽天が「東京コレクション」の冠スポンサーに。業界人の反応は?

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「具体的な施策はこれから」楽天の回答

 ローンチパーティーやランウェイに参加していたファッション業界人は概ね、期待に胸をふくらませている様子だった。今後、楽天ファッションウィークはどのような方向を目指しているのだろうか。

 楽天のファッション領域を担当する広報担当者に確認したところ、「短期間に金銭面のスポンサーをするだけではなく、中長期的にファッション業界とかかわり、日本のファッションを盛り上げるために楽天としてできることをやっていきたい。具体的な施策はこれから検討する」と回答した。

 具体的な施策はこれからとのことだが、冠スポンサーになっただけでは、メルセデス・ベンツやアマゾンジャパンと同じ道を辿るのではという懸念を拭えない。真価が問われる状況なのは間違いないだろう。

フェス要素のあるコンテンツに期待

東京コレクション

 ちなみに、楽天は2013年から日本最大級のファッション&音楽イベントである「GirlsAward(ガールズアワード)」のオフィシャルECパートナーを務め、2017年秋からは「Rakuten GirlsAward」の名でイベントに携わっている。

 バイヤーやデザイナー、ファッションプレス関係者を中心とした「Rakuten Fashion Week TOKYO」とは一線を画すものとして捉えているのだろうが、ガールズアワードで採用されている「See Now Buy Now」のように、ランウェイで発表されたファッションアイテムをその場でオーダーしたりECで予約できたりする仕組みや、業界関係者以外の一般客も楽しめるよう、フェス要素のあるコンテンツを作ればもっと面白くなるのではないだろうか。

 東京のファッションは世界から注目を集めている。しかし、少子化が進む中でいかに国内マーケットを盛り上げていくのか。東京のファッションをどのように世界へアピールして、プロモーションしていくのか。今までにないコンテンツを作り、ファッション業界人向けである一方で、一般の方でも楽しめるファッションウィークになることを期待したい。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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