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西武秩父線、開通50周年セレモニー。特急車両引継式にも行ってみた

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秩父鉄道社長のスピーチと鏡開き

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秩父鉄道からもお祝いの花

○秩父鉄道 大谷隆男社長
「わたくしが西武秩父線に初めて乗った日のこと、実は大変鮮明に覚えておりまして、1978年の4月1日です。入社したのは秩父セメントでございまして、4月1日に東京で入社式がありまして、午後、秩父で研修があるということで、レッドアローに乗って、秩父までまいりました。

 当日、東京は雨が降っておりまして、レッドアローに乗って正丸トンネルを越えたときに外を見ると、雪が積もっていたんですね。(中略)東京から非常に標高差のある、この秩父地域まで、多くのトンネルを貫きながら、厳しい地形の中をこの鉄道を敷いたという、“西武鉄道様の地域貢献に対する本当に強い意欲”というものを、そのときに感じたのを非常に強く覚えております。

(中略)わたくしどもも、西武鉄道様のお力を借りながら、いろんな企画を催して、この秩父地域の発展がますます進むように、努力してまいります」

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登壇者による鏡開き

 あいさつと祝辞が終わると、鏡開きと振舞い酒が行なわれた。アルコールは日本酒と白ワインの2種類を用意。途中からタレントも加わり、西武秩父線開業50周年を来場者とともに祝っていた。

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タレント4人も振る舞い酒に参加

特急車両引継式

 場所を西武秩父駅構内の“幻の新駅”として知られる、「西武ちちプラレール駅」(2019年7月14日から11月中旬頃まで実施)に変え、特急車両引継式が執り行なわれる。

 これは西武の歴代特急形電車が初めて集うもので、初代特急形電車5000系レッドアローのカットモデルの前で、第3代特急形電車001系Laview、第2代特急形電車10000系ニューレッドアローの運転士がブレーキハンドルを交換することで、“10000系ニューレッドアローへのねぎらい、001系Laviewにこれからの期待”を伝える。

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西武特急形電車による初の三役そろい踏み

 まず扇の要に5000系レッドアローのカットモデルが鎮座。次に1番ホームに001系Laviewの特急〈ちちぶ30号〉池袋行きが入線。そして、定刻より少々遅れて10000系ニューレッドアローの特急〈ちちぶ15号〉が2番ホームに到着。1・2番ホームの停止位置が異なるという変則的ながら、扇の形をかたどった三役そろい踏みだ。

 5000系レッドアローの前には、西武秩父線開業前日の1969年10月13日、池袋―西武秩父間の祝賀開通電車を運転した元運転士の新井敏三さん(85歳)がにこやかな姿で中央の椅子に鎮座する。

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現役運転士からブレーキハンドルを渡され、新井さんはその感触に感慨深い様子

 双方の運転士が西武ちちプラレール駅に駆けつけ、まず10000系ニューレッドアローを運転した飯能乗務所の服部伊織運転士からブレーキハンドルを橋渡し役の新井さんに渡す。

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参考までに、001系Laviewの運転台は、力行とブレーキが一体となったワンハンドルマスコン

 次に001系Laviewを運転した小手指乗務所の横山浩一運転士から“仮”のブレーキハンドルを新井さんに渡す。

 2つのブレーキハンドルを受け取った新井さんは、10000系ニューレッドアローのブレーキハンドルを横山運転士に、001系Laviewのブレーキハンドルを服部運転士に渡す。

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引き継ぎ完了後のフォトセッション

「これをもちまして、10000系ニューレッドアローから、001系Laviewへハンドルが引き渡され、引き継ぎが完了いたしました」

 司会の女性の声が高らかに響くと、会場近くのホームに集まったギャラリーから、万雷の拍手が送られた。双方の運転士が持ち場へ戻り、新井さんのトークショーが始まる。

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