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引退する楽天今江、広島新井…FA移籍で辛酸をなめたプロ野球選手4人

 プロ野球はレギュラーシーズンを終え、多くの球団がすでに来季へ向けての動きも見せ始めている。特に選手の退団、そして移籍の声も聞こえ始めており、現在まで何人ものベテラン選手の現役引退も伝えられている。

今江

※画像は公式サイトより

 10月15日には東北楽天ゴールデンイーグルスの今江年晶(旧:今江敏晃)が今季限りでユニフォームを脱ぐことが発表された。

今江年晶:大舞台ほど力を発揮した

 今江は、フリーエージェント(FA)での移籍から4年目となる今季、右目の不調の影響で公式戦26試合出場に止まり、シーズン終盤には来季の構想外であることが伝えられていた。当初は現役続行を希望していたものの引退を決意、今後は指導者の道を歩むという。

 千葉ロッテ時代に出場した2度の日本シリーズではどちらもMVPを獲得し、日本一の大きな原動力となり、第1回のワールドベースボールクラシックでも世界一に貢献。14年間にわたりロッテのみならずリーグを代表する内野手として活躍し、2016年、楽天に移籍。しかし怪我や不振もあり、規定打席到達は在籍4年間で一度(2018年)に終わった。

 1993年より導入されたFAでの移籍には年棒面なども含め、選手にとって様々なメリットを持つ半面、現役選手として一定の期間を経た上での権利行使となるため、必ずしも全盛期のような活躍を移籍先で発揮できる選手ばかりではない。

 さらに、成績が期待通りのものでない場合は生え抜き選手よりも厳しい現実を突きつけられるケースも少なくなかった。

成瀬善久:パリーグ屈指の左腕だった

 かつての所属球団だった千葉ロッテマリーンズが日本一に登り詰めた2010年、エースとしての活躍をみせたのが成瀬善久。入団3年目で最優秀防御率のタイトルを獲得すると、高い制球力を武器にその後4年連続で二桁勝利を挙げる等、2014年まで千葉ロッテ、さらにはパリーグを代表するサウスポーとして活躍を続けた。

 2015年からはヤクルトスワローズにFA移籍、リーグが変わっても同じように先発投手としての期待は大きかったが、在籍3年間で挙げた勝利数はわずか6勝と、ロッテ時代の輝きを失う。2017年での先発登板は1度しかなく未勝利に終わり、昨シーズンの1軍出場はなく、オフに戦力外を通告。リーグを移ることでパフォーマンスを維持することの難しさが如実に表れる格好となった移籍でもあった。

 ヤクルト退団となった昨シーズン終了後にはオリックスバファローズにテスト入団を果たすも、今季は6試合登板に止まり、今月2日、戦力外が通告された。

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