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ヤクザに憧れ右翼団体に。更生して営業マンになった23歳男子の誓い

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“第二のクラージュ”みたいな居場所を

犯罪 手錠

――今、“普通”の生活をされて、改めて自分が犯した罪に対して思うところはあるのでしょうか?

Aさん:難しいですよね。1つあるのは少年院で自分の犯した間違い、罪を改めて、そして更生してまっとうに働いて社会で暮らす。それを迷惑をかけた方たちに見せるということかと思います。

 ただ、被害にあった方からすれば、顔も見たくないかもしれないし、やったことを忘れて、のうのうと幸せに生きていると考えたら腹も立つでしょう。大事なのは、償いではないですけれども、僕自身が自分の行ったことを今後も忘れないでいることだと思うんです。そしてそれとずっと向き合っていくことしかないんじゃないですかね。

――今後の抱負を教えてください。

Aさん:僕は家族が支えになりましたが、更生する上で、無条件に支えてくれる、受け入れてくれる人間がいること、場所があることはとても大事だと思うんです。何か今後の目標があるとすれば、仲間をもっと集めて“第二のクラージュ”みたいな居場所を作ってみたいと思っています。

<取材・文・撮影/小林たかし>

フリーランスのライター、主にweb媒体を中心に様々な分野で執筆を手掛ける。守備範囲は広いがとりわけ、変なもの、ことに関する興味が強い。最近の目標はヘビトンボを食べてみること。

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