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定期券や回数券は消費税増税前に買うべき?買うと損するパターンも

マネー

 いよいよ10月に迫った消費増税。2014年の増税時に比べ、今回の増税は駆け込み需要がそこまで叫ばれていないよう。

お金

※画像はイメージです(以下同じ)

 要因として、軽減税率やポイント還元といった消費対策が挙げられます。一方で増税前の購入をおすすめしたい「経過措置」の対象となる物もあります。

9月に買った定期券を増税後も使えるか?

 なかでも身近な物だと「定期券」が挙げられます。お勤めの会社が定期券を実費精算している場合、みなさんのお財布に影響することはありません。しかし、通勤交通費として、まとめて定期代が支給される会社の場合は、少なからずお得を感じることができるでしょう。新しい定期券を増税前に購入しておけば、増税後であっても、2%分の追加金なしで使うことが可能です。

 では、今使っている定期券の期限を10月以降に迎える人は、どのようにすればいいのでしょうか。今の定期券を期限まで使って増税後に新しい定期券を買うケースと、今の定期券を払い戻し、増税前の料金で6か月分を買うケースと、どちらがお得なのでしょうか?

 そもそも定期券は2週間前から購入することができます。なので、10月14日ごろに期限を迎える定期券をお持ちの方は、9月中に購入しておいたほうがお得です。10月中に期限を迎える定期券を増税前の料金で、そのまま使用できるからです。

 例えば阿佐ヶ谷-品川(JR)の場合、増税前後での値段の差は、

2019年9月30日までに買った場合 6か月定期 4万3430円
2019年10月1日以降に買った場合 6か月定期 4万4230円

 です。その差は800円ほどになり、ランチ1回分くらいは影響しそうです。これは通勤費が高ければ高いほどお得度が増していきます。

増税分が安く買えても…払い戻すと損する場合が

山手線 鉄道

 ただし、10月下旬以降に期限を迎える定期券を払い戻ししてしまうと、損してしまいます。鉄道会社の払戻規定では、6か月分の定期を購入して3カ月分の払い戻しを受けるとしましょう。その場合、下記の通りの払い戻し金になります。

<阿佐ヶ谷-品川(JR)の場合>
4万3430円(6か月定期代)-2万5790円(3カ月定期代)-220円(手数料)=1万7440円(払い戻される額)

 単純に、4万3430円(6か月定期代)×3月/6月=2万1715円とはならないことに注意が必要です。

※定期代比較
3か月定期 2万5790円(1か月あたり8596円)
6か月定期 4万3430円(1か月あたり7238円)

 ちなみにJRの場合、払い戻しの手数料220円もかかります。
 これではいくら増税分が安く買えたとしても、払い戻しされる金額がとても少なくなってしまい本末転倒です(その他、新規・継続、鉄道会社ごとの違いは各自でご確認ください)。