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女優・桜井ユキが再び、柴犬のママに「私も自然に笑えない子でした」

 昨年放送された連続テレビドラマ『モンテ・クリスト伯』での好演で話題を集めた桜井ユキさん(32)。今年も『絶対正義』『東京独身男子』と注目作が続き、7月には主演を務める『だから私は推しました』がスタートします。

桜井ユキ

桜井ユキさん

 そんな桜井さんが、柴犬を連れた中年おっさん3人(渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本)の他愛のないおしゃべりを綴って、人気を博したドラマの劇場版『柴公園』に、ドラマ版に引き続き、白柴ポチの飼い主・ポチママ役で出演しています。

 人と話すのが苦手な役で、これまでのイメージとは違う役柄に挑んだ桜井さんに、ポチママとの共通点に始まり、桜井さん自身のこれまでについて聞きました。

昔は自然に笑うことができなかった

――ポチママは笑うのが苦手な女性ですが、桜井さんも、以前は笑うのが苦手だったと聞きました。ポチママと桜井さんではタイプが違いますけれど、気持ちは分かりますか?

桜井ユキ(以下、桜井):とても分かります。私も、笑うという行為がとてつもなくエネルギーを使うものだという認識のときがあって、自然に笑うことができなかったんです。高校生くらいのときがピークでした。

 でもこの仕事をするにあたって、そんなことではやっていられないと思いましたし、そうした部分と向き合わざるをえなくなったので、徐々にですが、変えていきました。

――ポチママの場合は、ポチの散歩が対人へのリハビリになっています。さらにドラマ版のエピソードで、公園で出会ったおばさんに「笑い袋」を渡されたことによって、半ば強制的に笑うことができました。

桜井:あの「笑い袋」はありだと思います。なにかの起爆剤がないと、「笑え」と言われても笑えないものです。「笑い袋」は一種の起爆剤になったし、なんて画期的なんだろうと思いました。半分こじ開けて入ってきたようなものですけど、そうしたものでないと、ポチママのような人は意識が外に向いていかないと思います。

 それから、ポチママは周りに恵まれている人だとも思います。あんなにブスっとしているのに、近所のおばちゃんは「笑い袋」をくれるし、親にも見捨てられていないし、弟も世話を焼いてくれるし、渋川さんが演じるあたるパパも興味を持ってくれるんですから。

「役者になりたいの?」と聞かれて、意外な答え

柴公園

© 2019「柴公園」製作委員会

――もともと笑えなかったという桜井さんですが、人前で感情を表現する“女優”になりたいという思いはどこから来たんでしょうか?

桜井:なぜか小学3年生くらいのときから「私、女優になる」って思ってたんです。中学生になると、地元福岡の事務所に応募したりして。高校で進路をどうするんだと先生に聞かれたときには「私、役者になるので、東京に行きます」と答えました。「なりたいの?」と聞かれて、「なるんです」と言っていました。

――なかなか、すごい自信ですね。

桜井:でも、映画やドラマをすごく観ていたわけでもなければ勉強もしていなかったので、いざ上京する手前くらいで、それこそ笑えない自分とか、感情を上手く出せない自分と向き合いながら、やっと本当にスタートに向けて動きだしたんです。でも「なりたい、なる」という思いだけは一丁前に小学3年生のときから途切れずに持ち続けていました(笑)。

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