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「令和に絶対くる漫画」平成生まれが選ぶトップ10。1位は注目のジャンプ漫画

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2位 『鬼滅の刃』(2016年~連載中)

鬼滅の刃

『鬼滅の刃』(集英社)

 2016年より「ジャンプ」で連載中のダークファンタジー『鬼滅の刃(きめつのやいば)』(吾峠呼世晴・作)。

 舞台は大正時代の日本。炭を売る心優しい少年の生活は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変。唯一生き残ったが凶暴な鬼に変異した妹を元に戻し、そして家族を殺した鬼を倒すために旅に出る物語です。

 作中で47年前に捕らえられたキャラクターが、その間に年号が明治から大正に変わっていることを知り、激怒するシーンを表した「年号が変わってる!」Tシャツが、令和の幕開けに販売開始されたこともファンの間で話題になっていました。

 このような、独特のセリフとギャグセンス、そして迫力ある剣術アクションが人気の理由なのでしょう。2019年4月からはアニメ放映も開始されています。

回答者の声
「キャラクターがそれぞれ信念を持って生きていこうとする姿が共感しやすい」
「作者による独特なギャグがあったりと地味だが面白い」

1位 『約束のネバーランド』(2016年~連載中)

約束のネバーランド

『約束のネバーランド』(集英社)

 2016年より「ジャンプ」で連載中の漫画『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか)。日本国外あわせた世界累計発行部数は現在までに1000万部を突破しています。

 物語は、ある日孤児院で暮らす少女が、里親に出されるはずの仲間が人食いの鬼の元へ出荷される現場を目撃したことから始まります。少女は孤児院は子供たちを閉じ込める檻であると気づき、孤児院から離れようと、仲間たちと脱獄計画を企てていきます。

 2019年1月から、フジテレビの毎週木曜24時55分からの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ放映されていますが、少年ジャンプ作品を原作にしたアニメが「ノイタミナ」枠で放映されるのは初めてのこと。アニメ化決定ニュースが出たときは『約束のネバーランド』がTwitterでトレンド入りを果たし、大きな話題となりました。

 連載開始当初から高い評価を集めており、芸人・ケンドーコバヤシさんの冠番組「漫道コバヤシ」(フジテレビONE)内では「漫画大賞2016」期待の新連載賞を受賞。そのほかにも「マンガ新聞大賞2017」大賞、「このマンガがすごい! 2018」オトコ編1位、第63回小学館漫画賞「少年向け部門」など、数々の賞を総ナメしています。

 ケンドーコバヤシは本作について「『ジャンプ』らしくない漫画と言われがちですが、『友情・努力・勝利』の物語になっていて、実は一番『ジャンプ』なんじゃないかと思いますね」と述べています。

回答者の声
「アニメ化もされていて、今最も注目を集める漫画のひとつだと思うから」
「伏線、仕掛けがたくさんあって読み応えがあるから」

■ ■ ■ ■ ■

 今回は「令和時代に来る!」と思われている漫画を紹介しました。どの時代も、夢やロマンのある作品が多くの人を魅了するようです。これから誕生するであろう、新たな傑作にも期待したいですね。

<TEXT/るしやま>

調査概要
調査内容:「令和」に絶対くる!と思うマンガ(株式会社イーブックイニシアティブジャパン)
調査期間:2019年4月12日~2019年4月21日
調査対象:ebookjapan会員(有効回答数:397件)
調査方法:ユーザーアンケート

映画業界でもがく20代女子。映画とテレビと塩辛で構成されてます。

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