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日本人富豪トップ5は20代のとき何してた?孫正義、三木谷浩史の意外な過去

ビジネス

 4月11日、アメリカの経済誌『フォーブス』が「日本人長者番付2019」を発表しました。1位となった人物の資産額は、なんと2兆7670億円。これほどの資産を築き上げた成功者たちは、どんな20代を過ごしていたのでしょうか?

フォーブス

※Forbes JAPAN「日本長者番付2019」ページより

 日本人の長者番付トップ5に輝いた人物の20代の過ごし方を見ていきましょう。

第5位:三木谷浩史(楽天)

■資産額 6670億円

mikitani

『楽天流』(講談社)

 日本最大級のECサイト「楽天市場」を運営する楽天の創業者で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏(54)。高校卒業後、1年の浪人を経て一橋大学に進学、卒業後は日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行し、26歳でハーバード大学ビジネススクールに留学しました。

 ハーバードで過ごした日々について、三木谷氏はこのように振り返っています。

「留学中はクラスメイトとディスカッションすることで、経営の実力がついたり、国際的な見聞とネットワークを広げることができました。楽天を一緒に始めたのも、実はハーバードのクラスメイトなんです。そういう意味では、留学経験がなければ、今の楽天はないと言っても過言ではないと思います」(「三木谷浩史アメリカ留学インタビュー」アメリカ大使館・領事館YouTubeチャンネル)

 MBAを取得し、帰国した三木谷氏は、30歳のときに阪神淡路大震災で親戚や友人を失ったことで「人生は短い」と感じ、起業することを決意しました。理想的なエリート街道を進みながら、起業というギャンブルに身を投じた彼の成功は、どこまで大きくなるのでしょうか?

第4位:佐治信忠(サントリーホールディングス)

■資産額 1兆2000億円

サントリー

サントリー本社。 所在地は大阪府大阪市堂島 ©663highland

 サントリーホールディングスの3代目社長を務め、2014年に代表取締役会長となった佐治忠信氏(73)。2代目社長・佐治敬三氏の長男として生まれ、祖父は創業者・鳥井信治郎というサントリーの“プリンス”です。

 そんな佐治氏は、慶應大学卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院へ進み、MBAを取得しました。子供の頃からテニスや水泳などのスポーツに打ち込んできたのですが、留学中を振り返って、こう語っています。

「アメリカに留学していましたが、向こうではカレッジ・フットボールが盛んでしたから、当時はUSCが強くて魅力的なチームでした。アメリカンフットボールだけでなく、アイスホッケーなども見に行きました」(サントリー公式サイトより)

 帰国後はソニー商事(1991年にソニーファイナンスインターナショナルに合併)に入社し、29歳でサントリーに移ります。

 サントリーの「やってみなはれ」という創業精神を受け継ぎ、海外企業のM&Aを積極的に進め、グローバル化を実現してきました。そんな佐治氏のバイタリティは、留学経験やスポーツに打ち込んだ努力によって、培われたのかもしれませんね。

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