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堀江貴文と東大受験した芸人「1浪した早稲田を入学半年でやめた理由」

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 昨年11月から配信されて話題となった受験ドキュメンタリー番組『ドラゴン堀江』(AbemaTV)。もともと東大生で実業家の堀江貴文さん(46)が、芸能界でくすぶっているタレントを「半年で東大に受からせる」と豪語したことからはじまった企画だ。

 これにお笑い芸人のTAWASHIさん(31)、お笑いコンビ「鬼サンダー」のオバンドー吉川さん(26)、グラビアアイドルのわちみなみさん(24)の3人が挑戦。

TAWASH

お笑い芸人のTAWASHIさん

 結果はいずれも不合格だったが、唯一センター試験の足切り(二次試験を受けるためのボーダーライン)を突破したTAWASHIさんには、ネット上に多くの応援メッセージが寄せられるなど反響を呼んだ。

 前編では、東大受験に関するエピソードなどについて話を聞いた。後編では“お笑い芸人”としての一面を掘り下げていく。TAWASHIさんはいかにして芸人になったのだろうか?

優等生だった中高生時代。でも、トイレに逃げていた

――TAWASHIさんは新潟県出身。寡黙なイメージもありますが、どんな少年だったんですか?

TAWASHI:新潟って本当に素朴でしゃべらないひとが多いんです。僕はそのなかでもマジメで、部活と勉強をしっかりやる優等生……自分で言うのもあれですけど(笑)。

――なるほど(笑)。それは中学時代も変わらず?

TAWASHI:はい。マジメだから勉強もできたしスポーツも苦手ではなかったから、やり方次第ではモテるはずなんですけど心が弱いというか。ぜんぜん女の子ともしゃべれなくて、すぐ顔が赤くなっちゃうし。

――昨年4月、TAWASHIさんはツイッターで「サッカー部のキャプテンをやっていましたが、クラスでは誰も友達がいなくて」「お弁当はトイレで食べる」という高校時代のエピソードを綴っていましたが。

TAWASHI:僕の通ってた高校って野球部とかラグビー部が強くて女の子が練習を見に集まってたんですけど、サッカー部に関しては「キャプテンって誰なの?」みたいな(笑)。

 マジメさが買われて僕がキャプテンやってましたけど、ずっと静かにしていたので部活以外では話す相手もおらず。よくトイレに逃げてましたね、まったく楽しめない思春期でした。

大学は半年で中退。ネット番組でお笑いに目覚めた

TAWASHI

上京で完全に打ちのめされた(笑)

――お笑い芸人になろうと思ったのは大学に入学してから?

TAWASHI:いえ、実は1浪して早稲田(大学・人間科学部)に入ったんですけど半年で辞めたんですよ。勉強できるひとが多いのかなって入ってみたら、めちゃめちゃチャラいひとばっかりで溶け込めそうにないと思って。親には「医学部に入り直します」って伝えて、再受験するために実家へ戻ったんです。

――最初は上京に失敗してしまったんですね(笑)。

TAWASHI:完全に打ちのめされました(笑)。で、改めて実家で受験勉強をしていたときに『GyaOジョッキー』(生放送、チャット機能を活かしたインターネットテレビ番組の時間帯枠・2009年8月閉局)にハマったんです。オードリーさんとかスパローズさんとかが出ている番組のチャットに参加とかもして。お笑いを意識したのはそのあたりですね。

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