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堀江貴文と東大受験した芸人「1浪した早稲田を入学半年でやめた理由」

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ヒューマンアカデミーのお笑い講座でコンビ結成

――たしかに『GyaOジョッキー』は、生放送のネット配信番組の先駆けですごく新鮮でした。

TAWASHI:はがき職人に近い感覚が楽しかったんです。当時の僕は実家で引きこもりみたいになっていたし、自分にないお笑いをやってみようと思って。それからネタを書いてR-1グランプリに出たものの、めちゃめちゃスベッて1回戦敗退。けど、ネタだけは準決勝くらいまで無駄に用意してました(笑)。

 あとM-1グランプリの影響で、自分なりに漫才に挑戦してみたりとか。ラジカセを使ってボケとツッコミの両方を僕1人がやってテープに録音。それを夕方の食卓でお母さんとお婆ちゃんに聞かせたこともあります。今考えると20歳でそれはヤバいと思いますけどね(笑)。

――TAWASHIさんはなにをきっかけにお笑いの世界に入ったんですか?

TAWASHI:今はなくなってるんですけど、ヒューマンアカデミーにお笑い芸人の養成講座があるのをネットで見つけたんです。卒業ライブが事務所オーディションみたいになってたから、ダメ元だけど、もう1回東京で挑戦してみようと思って。そこで「にじむピンク」っていう最初のコンビを結成しました。

渋谷の路上の“歌ナンパ”で話題になった過去

TAWASHI

歌ナンパはお笑いと同じくらいの時期にはじめた

――夢に描いていたコンビだと思いますが、手応えはいかがでしたか?

TAWASHI:卒業ライブで漫才を披露して今の事務所(浅井企画)に入れたのはよかったと思います。ただ、だんだん行きづまりを感じていったのと、相方のお金のルーズさがネックになって結成8年目くらいで解散しました。

 その後も少しあけて「テンパリ」ってコンビを組みましたけど3年くらいで解散。ピン芸人は厳しいと感じつつも、相性とか芸歴とか考えるとこのまま1人だろうなとは思います。

――「にじむピンク」を解散する前後、TAWASHI さんはピンで『アウト×デラックス』(フジテレビ系)、『有田チルドレン』(TBS系)に出演。渋谷の路上で“歌ナンパ”をしているエピソードを披露して話題になりました。

TAWASHI:歌ナンパはお笑いと同じくらいの時期にはじめました。元引きこもりがコミュニケーションの向上と、彼女が欲しいという一心から欲求を爆発させたっていう(笑)。ここ最近は勉強でお休みしてましたけど、今後も1回やりはじめちゃったら止まらない気はしますね。

男の人からはよく応援されるんです

――自分のなかで気に入っているナンバーはありますか?

TAWASHI:『電話番号の歌』です。1回声をかけてダメだったときの歌なんですけど、「今日がダメなら後日お茶をしよう~♪ 伝えるよ、僕の電話番号覚えてあとでかけてぇ~♪ 090-××××-××××(繰り返し)♪」って歌です(苦笑)。

 これを歌ってたら1回だけ非通知で着信が来たことがあって。「もしもし」って出たら「さっき歌ってたひとですよね? 陰ながら応援してます」って男性からのエールでした(笑)。

――それナンパになってないですよね(笑)。

TAWASHI:男のひとからはよく応援されるんです(笑)。コンプライアンスの時代ですし、今は受験生として見られるのでアグレッシブすぎるのは控えようと思います。

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