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「ラーメン凪」代表が初めて語る修行時代。“一蘭スープ工場”で…

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年商10億円を達成した今、新たな目標は?

ラーメン凪

 2010年に香港で初の海外展開を果たした当初は「自分の目が行き届かない不安もあった」と“壁”にぶつかることもあった。しかし、乗り越えられたのは「日本で一番の会社にしたいと熱い思いがあったから」と言います。

「会社を成長させるためには、やはり思い切った投資をしなければならない場面もあるんです。過去にはソフトウェア開発に1000万円を注ぎ込んだにも関わらず、すぐさま“無用の長物”になってしまったということもありました。

 社員の研修や教育を考えても、一人あたり300万円ほどはかかっていると思いますが、結果として表に見える部分ではなく、社内はもっと面白いことになっているのでいいと思っているんですよね。現場のスタッフさんを大切にというのはとりわけ心がけていることで、今も2か月に一度ほど懇親会を開催したり、拡大しているさなかだからこそ丁寧に“現場の声”と向き合えるようにしています」

 当初掲げた目標である「年商10億円」を達成した今、将来的には「さらに上へ、50億円を目指せる企業にしたい」と願いを口にした生田さん。

 ラーメン業界から私たちにどのような未来を提案してくれるのか、成り行きに期待です。

インタビュー後半はこちら⇒ 「ラーメン凪」代表が語る、人の育て方「ポストが赤いのも自分の責任と思え」

ラーメン凪

<取材・文/カネコシュウヘイ 撮影/市村円香(@1yen_photograph)>

生田智志(いくた・さとし)
株式会社凪スピリッツ代表取締役社長。1977年、福岡県北九州市生まれ。21歳で一蘭に就職し、24歳で関東統括エリアマネージャーに。27歳で独立し、新宿・ゴールデン街でラーメンバーを運営しつつ研究を重ね、2006年に「ラーメン凪」を渋谷に開業

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17

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