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リクルートOBがスナックを開業「ゆるい人脈でビジネスに繋がる」

暮らし

飲みながら上機嫌な感じで笑っていれば

 ボトルキープと並んで、ハウスボトルやカラオケ、お通しなどが含まれる「セット料金」という料金システムも多くのスナックに共通する特徴として挙げられる。

 カラオケボックスより安上がりで済むことも多く、スナックとカラオケは切っても切り離せない印象もあるが、カラオケが苦手な人はあまり楽しめないのでは?

「確かに飲んで歌って騒ぐお客さんも多いですけど、強要するわけではないんので、他人の歌を聴くのが苦でなければ大丈夫ですよ。小規模なお店が多いスナックはセパレートしづらいので、飲みながら上機嫌な感じで笑っていれば、それなりに一体になって、なんか楽しい感じになっていることが多いですね(笑)」

 キャバクラやガールズバーなどのコミュニケーションとは異なり、スナックはより緩やかなつながりの中で落ち着いてくつろげる空間のようだ。また、うまくお店に溶け込むコツもあるとか。

初回に行ったら10日以内にもう一度行くべし

スナック

銀座らしくオシャレな佇まいだ

「マーケティングの観点でも、あらゆるサービスの離脱率って1回目か、2回目が一番高いんです。スナックでもお客さんにとって一番、心理的なハードルが高いのって2回目ですよね。

 だから鉄則は、初回に行ったら1週間から10日までにもう1回行くこと。2回目は事前に電話してもいいですね。

 最初の来店時にLINEやSNSを交換しているのであれば、そこで『この間の◯◯ですが、今夜また何時から行きたいと思います!』と連絡しておけば、お店側も喜んで迎えてくれるはずです」

 スナックのママに常連客として認知されればこちらのもの。あとは心ゆくまでその魅力を堪能するだけだ。これを機にあなたも食わず嫌いせず、スナックデビューを果たしてみてはいかがだろうか。

<取材・文・撮影/伊藤綾>

1988年生まれ道東出身。いろんな識者にお話を伺ったり、イベントにお邪魔するのが好き。SPA!やサイゾー、マイナビニュース、キャリコネニュースなどで執筆中。毎月1日に映画館で映画を観る会“一日会”(@tsuitachiii)主催

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