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指原莉乃「HKT48卒業しても活躍できる」これだけの理由

 凡人が天才に勝つにはどうしたらいいでしょう? 自分の商品価値を知り、何かを尖らせてまず一点突破するしかありません。

 コピーライター川上徹也さんの新刊『自分マーケティング――一点突破で「その他大勢」から抜け出す』には、凡人が天才に勝つための一点突破の実例が数多く掲載されています。

自分マーケティング

『自分マーケティング――一点突破で「その他大勢」から抜け出す 』(川上徹也、祥伝社新書)

 本書のなかから今回は、HKT48を卒業することを発表し話題を集めている指原莉乃さんが、どのように「自分マーケティング」して、大勢のライバルから抜け出すことができたかにについて紹介します(以下、川上徹也さんの寄稿)。

AKBは自分マーケティングの見本市

 AKBグループは、あなたが「自分マーケティング」する際にとても参考になる教材です。

 飛び抜けてカワイイ、飛び抜けて歌やダンスがうまい、言語化しにくいが不思議な魅力があるなどの才能があれば、放っておいても注目されるでしょう。 

 でも、そんな女の子はほんの一握りです。大多数のメンバーは、ルックスや歌ダンスなどで勝負してもなかなか飛び抜けることは難しい。そんな中、頭角を現してくるのは、「自分マーケティング」にたけた女の子。

 そう、AKBは「自分マーケティングの見本市」ともいえる教材なのです。AKBグループという組織をあなたの会社にたとえて読んでもらっても、たとえば行政書士やデザイナーのような同じ職種の集団にたとえて読んでもらってもかまいません。

AKBグループの顔、指原莉乃とは?

 ここ数年、AKBグループでまず名前があがる存在といえば指原莉乃さんです。選抜総選挙でも4度の1位を獲得し、バラエティ番組のMCでも圧倒的な存在感を示し、AKB48グループの顔と言っても差さし支つかえないでしょう。

 しかし最初に彼女が注目されたのは、ルックスや歌などアイドルらしい部分ではなく、「ヘタレ(臆病者、情けない人)」というキャラでした。

 そもそも、指原さんは小学生の時からのアイドルおたくでした。モーニング娘。やBerryz工房など、ハロープロジェクトの熱狂的なファンで、大分県在住時から九州での公演に通い詰めます。また、小学生ながら、2ちゃんねるなどの掲示板に投稿していました。

 そこでアイドルのファン心理を知り、年上のおたくたちとのコミュニケーション能力を高めたのです。この経験は、のちのアイドル人生で大きく生かされることになります。