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ZOZO「給料一律同額」に驚き。平均年収と社員のホンネは?

ビジネス

 現地時間の9月17日。スペースXの最新大型ロケットBFR(ビッグ・ファルコン・ロケット)に乗って、民間人として世界初の月周回旅行に出かけることが発表された株式会社ZOZO(以下、ZOZO/旧社名:スタートトゥデイ)の代表取締役・前澤友作氏。

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2018年10月1日からの新社名「ZOZO」のコーポレートロゴ

 ZOZOは、アパレルのオンラインショッピングサイト「ZOZOTOWN」を運営し、昨年はZOZOスーツを用いた新たな事業戦略が話題となりました。

 いったい、どんな会社なの? 前澤氏の驚くべき戦略を支える社員はどんな人たちなの? 年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーの情報から、社員のリアルな声をまとめました。

いまや年商1000億円目前! 社員の平均年齢は31.4歳

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『月刊目の眼 2018年5月号』(目の眼)

 ZOZOは1998年に株式会社スタートトゥデイとしてスタート。今年でちょうど20周年を迎え、10月1日付でスタートトゥデイからZOZOに社名が変更されました。

 現在、従業員数は991名社員の平均年齢は31.4歳(『会社四季報 2018年4集秋号』による)。会社としては、かなり若い社員が多い印象です。

 本社は、京葉線海浜幕張駅ほど近くの千葉県千葉市美浜区中瀬。アパレルブランドの多くは、ファッション本拠地の東京に拠点を置くことが多い中で、千葉に本社を置くのは、前澤氏のこだわりなのだとか。

 さまざまなメディアで“競争嫌い”を公言する前澤氏。ビジネスといえば、競争社会。年商1000億円目前(2018年3月期通期決算時点)の企業に育て上げるには、相当な生存競争を勝ち抜いてきたと思われがちですが、これは意外すぎる発言です。競争を嫌い、どうやってここまで会社を大きくしてきたのでしょうか。

「給料一律同額」は社員どうしの悪口を避けるため

 ZOZOは、前澤氏がバンド活動をしていた頃、ひょんなことがきっかけで始めたレコードのネット販売がすべての始まりでした。

 レコード販売が順調になり、当時はまだネットでの取り扱いが少なかったアパレル販売へと発展していきます。誰もやっていないことをすれば、競争せずに済む。誰もやっていないからこそ、みんなが面白いと思ってくれる。そうして、ZOZOは成長していったのです。

 競争しないことへのこだわりは、会社の勤務形態にもよく表れています。ZOZOは、基本的に基本給は一律で、ボーナス支給も一律だそうです。残業代などは別途支給されるそうですが、一律給与とは驚きですよね。

 その理由について前澤氏は9月26日放送の『ガイアの夜明け』(テレビ東京)にて、「社員どうしが悪口を言うのは最悪。給料の差や成功報酬を過激にやると『あいつはこうだよね』とか変なことがおきるので透明性を持ってやっている」と話していました。

 会社の平均年収は524万円(『会社四季報 2018年4集秋号』による)。近年の大躍進ぶりからすると、あまり高いとは言えないかもしれません。

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