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習近平政権への不満が爆発!中国を脱出した「上流階級」が日本を目指すワケ

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 習近平政権の3期目続投や厳しすぎる統制に見切りをつけ、中国の富裕層や知識人などの上流階級がこぞって中国を脱出し、日本を目指しているという。最近では、中国電子商取引最大手「アリババ」創業者のジャック・マー氏が約半年前から東京都心に滞在していると報じられている。

中国

イラスト/©ZigmakCreative(Dreamstime.com)

習近平政権に対する不信感が爆発!

 最近、中国のネット上で、にわかに流行している「潤(ルン)」という新語。これは中国からの脱出を意味する言葉である。その背景について、中国に詳しいルポライターの安田峰俊氏@YSD0118)が話す。

「習近平による強引な3期目続投により、体制が不安定化することへの懸念から、母国を捨てて海外移住したいという中国人が急増しているのです。このまま中国にいたら資産を政府に没収されかねない、という恐怖もあるのでしょう。

 彼らの資産額は下は数億円、上は数百億から数千億円ともいわれている。富裕層だけでなく、メディア界の重鎮や知識人も多く含まれています

明らかに行きすぎ?ゼロコロナ政策

安田峰俊

安田峰俊氏

 一方で「上海ロックダウンが大きな契機となった」と話すのは、ジャーナリストの姫田小夏氏

「文化大革命以降、経済活動や言論の自由度は、少しずつではあれ高まっていました。それが習近平政権で逆行を始め、上海ロックダウンで一気に文革時代にまで戻ってしまった。“ゼロコロナ”を掲げる中国のコロナ対策は明らかに行きすぎでしたから。そこで『政府のおかげで豊かになった』と思っていた人々も目が覚めたのです」

 そんななか、逃避先として選択肢の上位に挙がっているのが、日本だという。

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