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焦って“コロナ退職”した30代男性の後悔。部屋も借りられず、カード審査も…

コラム

 コロナ禍以来、最大の賑わいとなった2022年のゴールデンウィーク。利用客の激減で危機的な状況に陥っていた旅行会社をはじめ、観光業に携わる人にとっては長い間待ち望んだ復調の兆しといえます。

空港 旅行

画像はイメージです(以下同じ)

 しかし、もともとこれらの業界で働いていた人の中には、これ以上は我慢できないと転職した人も多いはず。2020年の夏に旅行会社を退職した小林淳宏さん(仮名・32歳)もそのひとりでした。

退職後、家賃を下げることに

「私が勤めていたのは自分を入れても10名にも満たない零細旅行会社。夏のボーナスが全額カットされ、さらに基本給減額の話も出ていました。でも、それ以前にコロナが長引けば倒産するかもしれないという危機感のほうが大きかったですね。その点、私はまだ転職が不利になる年齢ではなかったため、コロナの影響が少なそうな業界で働こうと思ったんです」

 ただし、当時は求人を出していた企業も募集を中断しており、求職活動をするにかなり厳しい状況。当面の生活費に困らない程度の蓄えはあったものの、出費を抑えるために、まずは家賃の安いところに引っ越すことを考えたとか

引っ越そうと思っても家を借りられない?

不動産 借りられない

 ところが、希望の物件を見つけても審査に落ちてしまい、なかなか契約できなかったといいます。

すでに会社を辞めた後で無職なのがネックだったようです。預金証明もちゃんと用意していたのですが、それでも『仕事に就いていない方にご紹介できる物件はありません』と門前払いされたこともありました。東京などの大都市ならここまで厳しくないと聞きましたが、地方都市だったからなんでしょうかね?

 私の考えが甘かったと言えばそれまでですが、正直すぐ決まるだろうと思っていたのでこれは堪えましたね

 最後は1度審査に落ちた物件の大家に対し、不動産屋を通じて敷金・礼金と一緒に家賃半年分を一括で振り込む用意があると伝えてもらいます。また、それに加えて「半年後にも無職だったら追い出されても文句は言いません!」と啖呵を切ったそうです。

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