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新天地で生まれ変わる!“彼女との約束”で引っ越した20代男性の末路

コラム

 引っ越しや転職を機に、あらたな人生を送りたいと考える人は多いようです。けれど、引っ越しや転職はあくまでキッカケだということは、強く肝に銘じておくべきでしょう。

引っ越し

※イメージです(以下同じ)

 大野将生さん(仮名・当時27歳)は、ダラダラした日常を送っていました。週5日働くなんて人生の時間をムダに費やしていると考えていた大野さんは、バイト生活。しかも、生活できるギリギリのお金を稼ぐためにシフトを組んでいたと言います。

居酒屋の女性店員とまさかの出会い

「実家で親と暮らしていたので、朝・昼・晩と食事も出てきますし、生活に必要なお金といったら遊ぶお金ぐらいでした。だから、毎月5万~6万ぐらいバイトで稼いではゲームや飲み代に使う感じ。向上心も結婚への憧れもなかったので、満足していました」

 そんな生活を送っていた大野さんの心境に変化があったのは、県外に住む友人が、行きつけの居酒屋で開いてくれた飲み会。居酒屋で働くS子(当時24歳)さんが、大野さんのテーブルに提供するはずだったお酒を、よろけた拍子にこぼしてしまったことがキッカケでした

「こぼしたビールが、僕の上着に大量にかかったんです。S子はクリーニング代だと言って僕にお金の入った封筒を渡してきましたが、気にしなくていいと受け取りませんでした。そのやり取りでS子と話が盛り上がり、自然とLINE交換。いつの間にか、距離も縮まっていたのです」

「経済力を確かめたい」と言われてしまう

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 大野さんは、積極的にS子さんに会いに行くようになり、ついにお付き合いに発展。S子さんに会いに行く交通費を稼ぐためにバイトのシフトを増やし、バイト仲間からは人が変わったようだと気持ち悪がられたりもしたのだとか。

「でも、バイトを増やすと疲れます。だからいっそのこと、同棲しようと持ち掛けたのです。でも、『結婚前提の同棲ならいいと思うけど、まずは経済力があるかどうかも確かめたいから、最初は別々で暮らしたい』と言われてしまいました」

 いろいろと考えた末、大野さんは仕方なくS子さんの近くにアパートを借りて引っ越し、これまでのダラダラとした自分におさらばすると決意します。けれど貯金もないので、とりあえず消費者金融からキャッシング。ハローワークに通い詰め、新天地での就職に成功します。

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