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20代が“ギンギンな街”に住むメリットは?不動産マン「#全宅ツイ」に聞く

暮らし

全宅ツイのグル」(@emoyino)さん(40代)も、堅実志向が顕著な今の20代について次のよう述べます。

「最近の若い人を見ると、できるだけ野望を持たず、お金をかけず、小さくまとまろう、って感じます。

 ……駄目です

 郊外木造賃貸アパートに住む人は、郊外木造賃貸アパートに住むような人になり、港区分譲タワマンに住む人は、港区分譲タワマンに住むような人になるのです。

 あなたの人生が、住む街や家を決めるのではないのです。住む街や家が、あなたの人生を決めるのです

 さぁ、できるだけ都心に、賃貸でも分譲でもいいですから、できるだけたくさんのお金を払って、精一杯のリスクを背負って住むのです

 というように給料の半分近くが麻布物件の家賃に消えた、自身の経験に基づいた持論を展開してくれました。

世間の堅実志向に忖度してはいけない

絶望

 人間関係は住む場所に依存するという見解は、前出のあくのふどうさん氏も指摘します。

「ギンギンなところに住めば、あなたは新たな人間関係を手に入れることでしょう。これはとても刺激的で最高に楽しい経験となります。

 20代のような無限のエネルギーがあるうちに、その街の住人となり、取り返しのつかない人間関係を手に入れて、シャレにならないおっさんに成長してほしいと思ってます

 ただ寝るためだけの生活空間にお金を払うのではなく、周辺空間や、それによってもたらされる人間関係といった、付帯する価値を見越した部屋選びを推奨する考えが、全宅ツイ会員には多いようです。

 世間の堅実志向に一切忖度しない、異端の不動産業界人からの提言、あなたはどう受け取りましたか?

<取材・文/栗林篤>

「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」は、数百億円の不動産を取引する不動産ファンドのAMrからルノアールにたむろする無免許ブローカーまでを会員に擁する、その保有資産、預り資産、グリップ資産の合計が2兆円を超える不動産Twitter最大の業界団体です
公式キャラクター・グリップ君Twitter:@kuso_bukken

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