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シャンプー直づけはNG!20代でハゲ始める人の特徴を専門医に聞いた

暮らし

頭皮マッサージで血流改善。揉みまくれ!

――ハゲ予備軍を自分で見抜く方法はありますか?

久保田:やっぱり定期的に写真を撮ることですかね。日々の変化というのは自分がいちばん気づけないですからね。あとは頭皮の色や状態。炎症で頭皮が真っ赤になっている、ストレスでフケが出ていたり、やたらと油が分泌されてベトベトになっているのは要注意です。

――頭皮は柔らかいほうがいいとかもよく耳にしますよね。

久保田:私たちはもの凄く頭皮の違いがわかるんですよ。仕事で育毛の注射を打つのですが、皮膚そのものの硬さがぜんぜん違うんです。頭皮が柔ら人は針がすっと入るし、硬い人はぜんぜん針が入っていかない。柔らかい頭皮は手で前後左右にカクカク動かせます。

――硬くなってしまった頭皮を柔らかくするにはマッサージすればいいですか?

久保田:マッサージしかないですよね。手の腹を使ってギュッと凝りをほぐすイメージで、まんべんなくやってあげてください。それだけで必ず髪が生えるわけではないですけど、血流改善になるのでやらないよりやったほうがいいと思います。絶対に無駄にならないので。

ハゲてからでは手遅れ 20代からの毛活!

久保田全院長

東京トータル美容クリニックの久保田全院長

――毛活はハゲてきてから始めるより、20代のフサフサのうちに始めておいたほうが、より効果的ですよね?

久保田:そうです。毛活とはハゲてる人のための言葉ではなくて、20代のまだ髪が生えている人にこそ知ってもらい、取り組んでいただきたいです。まず、毛根には髪を生やせる回数が決まっているんだと。そして、一回ごとの寿命をまっとうさせることが大切ですと。

 じゃあ、どうやってその寿命をまっとうさせているかということなんですよね。短くても質のいい睡眠をとる、じんわり汗をかく運動、優しいシャンプーと頭皮マッサージ。絶対に無駄にはならないので、今日から始めてみてください。

<取材・文/西川未紗>

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