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20代女性「支給は5万円のみ」。冬のボーナスの実情は大手企業でも明暗が

コラム

大手企業に勤めても安泰とはいえない

 大手地方銀行に務める山下さん(30代・女性)は、2020、2021年はかなり減額されてボーナス支給がされたという。「安定した企業に就職できたと思っていたので、正直とってもショックでした」と語る山下さん。

 コロナ禍の決算で数字が伸び悩んだ地方銀行が苦難の末、出した答えは、約4割のボーナス減額。減額支給されたボーナスは全て貯蓄に回したという。

 2022年のボーナス支給金額について尋ねたところ「せめて8割くらいは欲しい……と思っていたが、今回は6割程度でした。昨年、一昨年の4割に比べればマシですが、正直、自分の働きが認められていないのでは……」と悲痛な想いを聞かせてくれた。

 また「ボーナスの使い道」についての問いには、「基本は貯金に回しておく予定。来年もボーナス減額の状況が続くかもしれないと思うと心配なので……」と胸の内を明かしてくれた。

現在のボーナス額に7割が「不満足」

ボーナス

 株式会社ヒューネルが男女500人を対象に行った「冬のボーナスについてのアンケート調査」では、<現在のボーナスの額に満足しているか>という問いに対し、「いいえ」と答えた人が7割であった

 満足してない人の意見としては、「普段の残業なども一部出ていないのだから、ボーナスで補ってほしい」「働きに見合っていない」などという声が多くを占めていた。山下さん同様、「頑張っているのに還元されない」「やりきれない思いがあふれる」という結果となっているようだ。

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