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年間10万円の節約に!洗濯物の9割を自宅で洗うコツを“日本一の洗濯屋”が伝授

暮らし

 寒い季節になり、洗濯物がなかなか乾きにくいという悩みを抱えている人も多いはず。正しい洗濯方法や知識の情報発信を行っているクリーニングのプロ集団「洗濯ブラザーズ」

洗濯ブラザーズ

洗濯ブラザーズの次男・茂木康之さん

 著書『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)を持つ洗濯ブラザーズの次男の茂木康之さんに、前編に引き続き、後編では洗濯のコツについてうかがっていく。

 クリーニング屋直伝の“洗ブラ流洗濯術”を身につけて、日常を快適に送るための一助になれば幸いである。

家庭用洗濯機を過信するな

 一家に一台ある家庭用洗濯機。各メーカーから多種多様なものが発売され、最近では高性能なものも多く登場している。そんな優秀な洗濯機に衣類を入れれば、洗濯に悩むことはない――。こう思うのは無理もないことだが、「洗濯機を過信してはいけない」と話す康之さん。

「洗濯機そのものが汚れていると、どんなに高品質な洗剤を使ったところで、洗濯物の仕上がりは良くなりません。なので、まずは洗濯機の手入れができているかチェックし、汚れていれば洗濯槽クリーナーを使って綺麗にするところから始めましょう。

 また、洗濯機に入れる前に、洗濯物の前処理を行う“予洗い(プレウォッシュ)”をするのがおすすめです。洗濯には準備が非常に大事なんです」

自分でできるプレウォッシュ液の作り方

洗濯ブラザーズ

洗濯ブラザーズ。茂木貴史、茂木康之、今井良の3人

ちなみに予洗い用のプレウォッシュ液は100円ショップで売っているスプレー容器に、水道水と弱アルカリ性の液体の洗濯洗剤を1対1で入れて混ぜればすぐに作れます。これを、汚れや黄ばみが目立ちやすい襟袖部分に吹き付け、15分ほどおいてから洗濯機で洗うといいでしょう。プレウォッシュ液は1週間以内で使い切ってください」

 洗濯機を回す際、縦型の洗濯機の場合は、まず先に水と洗剤を入れ、しっかりと混ぜ合わせてから洗濯物を入れると良いという。このとき、洗剤の入れすぎには注意。水に対して、洗濯物の分量を6割以下を目安にするのがベストだ。

 ドラム式の場合は、事前に水と洗剤を1対1の割合で混ぜておき、それを洗剤の注入口や洗剤ケースに入れればOK。ドラム式の多くは、水量を増やすことができないが、その場合は、衣類を、洗濯機の窓の半分より下の量にするといいという。

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術

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