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ゴールデンタイムをうまく使え。仕事の効率が変わる「時間割」とは

学び

脳は指令を出すと常に考えてくれる

アイデア

 うなって出てくるわけではないのが、アイデア。なのに、時間割の中に組み入れて、時間内に何とかひねり出そう、というのは、そもそも無理な話です。だから、こういうものは時間割には入れない。

 時間割に入れずに、アイデアは出てくるのか、と不安になる人もいるかもしれませんが、これが案外、出てくるものです。そもそも脳は指令を送っておけば、無意識下で常に考えてくれているそうです。大事なことは、それをいかに引っ張り出してくるか。デスクの上では、それができない。

 そこで、車の運転など他のことに気を取られていたり、脳が完全にリラックスしているときに、何か外で見たものがトリガーになって浮かんできたりするのです。

 そしてもうひとつ大事なことは、アイデアが降りてきたら、すぐにメモすること。なぜなら、間違いなく忘れてしまうから。そのメモをためておいて、整理する時間は時間割に入れます。そうやってアイデアの断片をつなぎ合わせて、ブラッシュアップしていくのです。

【POINT!】
企画やアイデアは、机の上では生まれない

<TEXT/上阪徹(ブックライター)>

ブックライター。1966年、兵庫県生まれ。85年、兵庫県立豊岡高校卒。89年、早稲田大学商学部卒。アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスに。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。著書に『マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣』(三笠書房)ほか多数

マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣

マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣

各界トップランナーに20年取材してきた著者だけが知る。一流の結果を出す人の≪仕事・人間関係・時間術!≫ 

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