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関水渚、「アニメ話」で仲良くなれた高杉真宙との共演「撮影を重ねていく同志に」

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 2019年に映画『町田くんの世界』で主演デビューを飾った関水渚さん(24)。その後も順調に出演作を重ね、来年は大河ドラマ『どうする家康』への出演も決まっています。

関水渚

関水渚さん

 現在、ヒロインの亜子役として出演している『いつか、いつも……いつまでも。』が公開中。海辺の小さな町で医師として働く俊英(高杉真宙)の前に現れたのは、彼がかつて一目惚れをした女性とそっくりな亜子だった。俊英一家と共同生活することになった亜子は、次第に自分自身を取り戻していく……。

 関水さんに、演じた亜子への思いや、主演を務めた高杉さん、共演者の大先輩・石橋蓮司さんの印象などを聞きました。

主人公たちは自分を表現することが苦手

いつか、いつも……いつまでも。

(C) 2022『いつか、いつも……いつまでも。』製作委員会

――まず作品全体と、演じた亜子の印象を教えてください。

関水渚(以下、関水):(高杉演じる主人公の)俊英と亜子は、自分の気持ちを素直に表現したり、人と心のキャッチボールをしたりすることが苦手です。でもふたりが出会ったことや、“じいさん”(石橋)やお手伝いの“きよさん”(芦川藍)たちと暮らすことによって、少しずつ自分や、相手のことも受け入れていけるようになっていった。

 自分の感じるままの気持ちを受け入れて表現できるようになるという成長や、人との出会いや関わりの大切さ、一緒に生活していくことの大切さをすごく感じる作品だと思いました。

 亜子は最初、自分を表現したり、人に伝えることの難しさに無自覚で、自分のことが嫌い。そのことが分かっていない渦中にいて、「なんか苦しい」といった状態なんだろうと。でも子ども心やまっすぐさ、素直さは持っている人だから、自分の夢や人生を諦めていない。そういった部分にキラッと光るものがあって、素敵だなと思いました。

亜子に声をかけるなら…何も言わない

関水渚

――関水さんが亜子に会ったら、どんなふうに声をかけたいですか?

関水:私が子どもだったら、単純に「頑張りなよ」「こうしたほうがいいんじゃない?」と言ったかもしれませんけど、今の私ならアドバイスみたいなことは、何も言わない気がします。亜子だけじゃなく、誰に対しても別にそのままでいいと思うし、彼女自身が変わりたいとか成長したいと思うタイミングが来れば、自発的にやるはずです。

 それに今のままでも素敵だと思うし、決して関心がないわけじゃなくて、受け入れてあげたいなと感じます。

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