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「街をディスるネタ」のさじ加減が難しい…やさぐれ女芸人、薄幸の素顔に迫る

ウケることが多いがさじ加減は難しい

——ディスるから怒られるのかと思いきや、意外と地元の人は嬉しいんですかね。

薄幸:だいたいすごく喜んでもらえるし、ウケますね。ただ、地元の人でも知らないようなマイナーな駅とか言っちゃうと、それでスベったりすることもあるので、さじ加減が難しいです。

——街によってネタが作りやすかったり作りにくかったりすることはありますか?

薄幸:あまりに何もなさすぎる街とか県は難しいですね。神奈川とかは、都会でもないし田舎でもないから、逆に難しかったりします。

ネタは「普段思っていること」

薄幸

——最近のネタでも何かをディスっているとは思うんですが、対象が変わってきてますよね。「野球選手の嫁は全員失礼」とか。そういうのってあくまでもネタとして作っているんですか? それとも、普段思っていることが入っていたりするんでしょうか。

薄幸:普段思っていることですね。でも、そのときにネタにしようと思っているわけではなくて。いざネタ作ろうと思ったときに、そういうことを思い出して、ああ、これが入れられるかな、みたいな感じです。

——なるほど。じゃあネタでやっていると言いつつも、ちょっと本気のところもあると。

薄幸:本人が全く思っていないことを思いつくわけないですからね(笑)。

<取材・文/ラリー遠田 撮影/ともまつりか 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【薄幸】
1993年生まれ、千葉県出身のお笑い芸人。小学5年生から子役養成事務所に入るも、高校2年生のときに女優の夢を断念。以後、芸人を目指し、2015年テレビ番組内でビートたけしより現在の芸名を拝受。2017年に安部紀克と『納言』を結成。「三茶の女は返事が小せえな」「渋谷はもうバイオハザードみてえな街だな」など“街ディス”ネタで人気に。薄幸の令和の時代に珍しいほどのヘビースモーカーっぷりや大酒飲みのやさぐれキャラクターにも注目が集まっている

お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『教養としての平成お笑い史』など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで

今宵も、夢追い酒場にて

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