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ゴルフの3パット撲滅! パッティングのライン読みの極意/三觜喜一

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 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson51 パッティングのライン読みも、○○○をイメージすれば外れない!

【前回を参照】⇒Lesson50

 今回はパットの成否を大きく左右するラインの読み方について解説していきます。

 前回もお伝えしたとおり、グリーンではまず歩測から。遠くても近くてもボールからカップまで歩き、ラウンド前の練習で確認した“基準”に対してどれだけ長いか短いかを把握します。こうして距離感を確かめないとラインも読めないので必ず実行すべきです。

 その後グリーン全体を見渡し、最も高いところと低いところを見つけて傾斜を確認します。多かれ少なかれラインが傾斜を横切っていればスライスラインかフックラインになります。

“仮想カップ”をイメージすれば外れない!

誰も知らなかったゴルフの真実

 ですが、実際には傾斜が微妙で読みづらいことが多いですよね。そんな場合は先入観を捨てて「カップに向かって真っすぐ打ったらどうなるだろう?」と自問自答するのです(上写真①)。「左に切れそうだな」と感じたなら、「カップに向かって真っすぐ打つ」は選択肢から除外されますよね。

 次に、そこから1カップ右(左)に真っすぐ打ったらどうかを考えます。うまくカップに向かいそうならそのまま、もっと切れそうなら、さらに右(左)に対して仮想のカップを設定します(写真②)。

 ここで大切なのは、頭の中では常に仮想のカップまでのストレートラインを描くこと。スライスしようがフックしようが、打つべき目標が変わるだけで打ち出す方向は常に真っすぐです。写真②のように想定されるフックの幅がカップ3つ分だったら、カップ3つ分右に“仮想カップ”を定め、そこに目線を向けて真っすぐ打つのです。

 実際のカップを見た瞬間、そこに打ちたくなるので気をつけましょう! 打つべきはあくまでも“仮想カップ”に向けてなんです。

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