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12万円の新型「iPhone14」は今が買い時?新機能満載だが“懸念材料”も

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高い高い、とにかく高い

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米ドルでは価格据え置きだが、急激な円安を受けて日本市場は縮小が見込まれる

 せっかくの最新モデルのお披露目だが、日本のAppleユーザーは、9月8日という日を笑顔で迎えることができなかった。理由はiPhone 14の設計や性能ではなく、破滅的なまでに進行した円安にある。ニューモデルの値段を見ると、目玉が3つも4つも飛び出る。

 iPhone 14の最安値モデルは11万9800円、iPhone 14 Plusだと13万4800円。iPhone 14 Proの最安値モデルは14万9800円、iPhone 14 Pro Maxでは16万4800円。10万円を切るモデルがひとつも出ないのは今回が初めてだ。あまりにも高い

 従来モデルには値下げが実施され、iPhone 13 miniの最安値モデルは9万2800円(-7000円)、iPhone 13は10万7800円(-1万円)、iPhone 12は9万2800円(-1万円)となった。しかしいずれも、2021年9月の新登場時と比べれば高い価格である。夏の円安にあたって大規模な値上げが行われたためだ

 発表会があった9月8日朝の時点で、1ドルは143円台を付けており、なお円安に進むという見方が強い。そうなると、この円安がなお悪化する前に、iPhone 14を買っておくべきだという判断も成立する。つまりそれは「今がiPhoneの買い時」ということなのかもしれないが、いずれにしても、円安の残酷さを噛みしめるばかりである。

<TEXT/ジャンヤー宇都 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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