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成功する・失敗する学習塾選びの差。話題の京大卒“最年少の虎”が明かす

ビジネス

親御さんが見放している子供を救う

ポラリス

――最後に今後の目標を教えてください。

吉村:今、親御さん向けのコーチングサービスをつくり始めています。「逆転合格」をうたっているため、高3年生の今8月頃にくる家庭も多く、親御さんが子供を見放している家庭も多いです。「もうこの子、全然だめなので」と面談中に言われすぎて子どもが落ち込んでいる姿もよく目にします。そんな中で入塾される子って自己肯定感低すぎたり、家族の応援がなさすぎたりという課題が目白押し。

 そのため、中学受験の家庭の親御さんたちに向け、お子様をサポートするためのコーチングサービスを作っています。これに需要があれば拡大し、その後、小学生向けの受験指導サービスや中学生向けの受験指導サービスを作れます。

 このようにすれば今、大学受験生向けにやっているポラリスアカデミアと新しくやる親御さん向けの教育サービスの間が生まれることになります。これにより、事業としても安定して、ライフタイムバリューがすごく増え、幼いことから子どもたちの教育に関わることができ、第一志望の大学に合格できるなどの可能性が高くなると思います。

 その後は、大学生、社会人教育とその年代にあった目標達成をサポートする塾やコンサルティングサービスを作っていくことが目標です。

<取材・文・撮影/梶山悠莉彩>

【吉村 暢浩】
株式会社ポラリス 代表取締役。オンライン学習塾「ポラリスアカデミア」学長。2018年、京都大学工学部を卒業、同大学大学院に進学。2019年に京都大学大学院を退学し、受験コンサルティング事業「ポラリスアカデミア」を立ち上げる。2021年、株式会社ポラリスを設立

ミス國學院2021ファイナリスト。大学時代より多数企業のZ世代マーケティングを担当、地方局でキャスターを務める。現在はコメンテーターとしてもテレビ番組に出演。Instagram:@yuria.kajiyama

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