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成功する・失敗する学習塾選びの差。話題の京大卒“最年少の虎”が明かす

ビジネス

大学受験向けの塾は質が悪いところも多い

ポラリス

自身で運営するチャンネル「吉村暢浩ポラリスアカデミア」

――運営する「ポラリスアカデミア」のサービスの特徴や他社との違いは?

吉村:高校3年生の国公立志望の子が5教科全部学習管理をする場合、ひと月で約8万円いただいています。これは相場的に安いほうではないです。

 例えば、授業を週1回1時間受ける場合、高額に感じる方も多いと思います。しかし、毎日の学習管理としてオンラインで自習室に参加できる、わからない問題について講師に質問できる、計画を作ってもらえるなどトータルパッケージとしてのコンサルティングで販売しているため、相場を見て比べられることが少ないと思います。

 その他にも弊社では現役の難関大生の学生講師が1人と難関大卒の社会人講師が1人、この2人で生徒さん一人を持つという形にしています。毎日、LINEでやりとりをする管理の手厚さで質の高さを担保しています。また、学生講師も京大、東大、早稲田、慶応、旧帝大と言われる難関大の学生のみ採用しています。

 一方で他塾では研修がなく、大学生になりたての子達に受験勉強の延長で勉強を教えるようにお願いするところも多いです。そのため、正直、大学受験向けの塾は質が悪いところも多いと感じています。

自分にあった塾を選ぶために大切なこと

――受験に限らず社会人の資格習得など自分に合った塾を選ぶコツは?

吉村:まず、塾を利用する姿勢で選ぶ必要があると思います。上手く行かない例のひとつとして、生徒側の「なんとかしてくれるんでしょう」というスタンスがあります。塾に面倒を見てもらおうというスタンスだと基本的に上手くいくことはありません。自分のこの部分が足りないからこの塾でここをカバーするというスタイルの場合は、ある程度どこの塾に行っても成績が上がらないことはないです。

 そのために、自分の勉強方法の弱点を知る必要があります。勉強が継続できないのか、1人で勉強をしていると行き詰まるのか、いつでも質問できる環境が欲しいのか、今の自分の成長を妨げているものなのか分析した上で探さない場合、なんとなく良さそうな塾に吸い込まれていくことになります。

 これを防ぐために、塾をサプリメントとして考えることが大切です。何を補うのか、身体でいうビタミンなのか鉄分なのかを受験勉強でも考えることが大切だと思います。

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