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部下が生まれ変わる「1対1の関係」のコツ。知っておきたい4つのポイント

学び

 職場の居心地が悪い、上司(部下)との関係がうまくいかない――。そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは少なくありません。ここ数年は、個々の能力を最大限に引き出す「1on1ミーティング」を導入する企業も増えています

人事

※画像はイメージです(以下同じ)

 HRテクノロジーとコンサルティングを組み合わせた人事課題解決を行ってきたEDGE株式会社代表取締役の佐原資寛氏も、社員一人ひとりの個性に合わせた「1on1マネジメント」を重視する一人。

 部下が伸び伸びと能力を発揮できるマネジメントのコツを披露した佐原氏の著書『成長する組織をつくる1on1マネジメント』(ビジネス社)より紹介します(以下、同書より一部編集の上抜粋)。

使い分けなくていい「4つのポイント」

「1on1ミーティング」で上司が重視すべきポイントは、

・発話促進
・安心感醸成
・共感
・活性支援

 の4つです。この4つは、部下のタイプ別に使い分ける必要はありません。まずそれぞれがどういうことか、順に説明しましょう。

発話促進:徹底的に聞く姿勢に徹する

佐原資寛

佐原資寛『成長する組織をつくる1on1マネジメント』(ビジネス社)

【発話促進】
「発話促進」とは、部下の話をうながすということです。「1on1ミーティング」の際、上司はしゃべりすぎないようにしなければなりません。ところがミーティング中に相手の話を途中でさえぎったり、否定したり、または自分の自慢話にすり替えたりする上司が意外に多いのです。

 そもそも「1on1ミーティング」とは、部下の話を聞き、部下を育てるための時間です。上司は「部下のための時間」ということを忘れずに、徹底的に聞く姿勢に徹するべきなのです。

成長する組織をつくる1on1マネジメント

成長する組織をつくる1on1マネジメント

心理学的なアプローチで、部下を5つのタイプに分類 それぞれの個性に合わせた言葉がけで、必ず成果が上がる!

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