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大幅下落のビットコイン「冬の時代」はいつまで続く?“2番手”にも注目

コラム

世界的な利上げが大きな要因に

 暗い話題ばかりに思えるが、これを好機と捉える向きもある。凄腕の投資家として知られるヨーロピアン氏@sen_axis)が話す。

「私の肌感覚だと、下落相場で悲観論が増え、さらに『マイクロストラテジー破綻』のような悪材料の噂が飛び交うときは底値で拾うチャンス。むしろ、次に1万5000ドルから1万8000ドルのゾーンまで下がれば、集中して買いたいと思っています」

 では、2022年後半~2023年のビットコインの動向は、どのように見通せばいいのか。大きな要因になりそうなのが、世界的な利上げの動きだ。

「仮想通貨や株式などリスク資産の行き先を教えてくれるのが米CPI(物価上昇率)。CPIが落ち着けば利上げも先が見えてきますし、リスク資産を買い始めていいというシグナルになる。その時期は2023年半ばがメドですが、それを先取りしてリスク資産が買われるでしょう」(アミン氏)

今後数か月は利上げが続くが…

ビットコイン

 国内大手の仮想通貨レンディングサービス「HashHubレンディング」を手がける平野淳也氏@junbhirano)も同調する。

「今後数か月は利上げが続きますが、1、2年の視野で見ると想定以上に景気が悪化し、再び金融緩和や財政出動が行われビットコインが上がる可能性もあります。あるいはウクライナでの戦争が急転直下で終結に向かえば、これもリスクオンで上昇要因になる

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