「福井のローカルコンビニ」がまるでデパ地下。社長に聞いた、総菜弁当のこだわり
ポイントをカードに積み立てできる仕組みも
――日々利用するお店なら、チャージしておいても問題ないので利用者としては得ですね。
小川:そういった意味でいうと、釣り銭を受け取らずにポイントをカードに積み立てできる仕組みも搭載しています。カード入会時に、釣銭積み立てを希望するかどうか選択いただき、さらに、積み立て額にも、10円未満・100円未満・1000円未満という設定を作ったんです。
――オレボで買い物をするたびに貯金もしているような感覚ですね。
小川:カードに貯めても「どうせオレボで買い物するんだし」ということで、1000円未満の設定にしているお客様も半分くらいいました。
「うまい・やすい・“そこそこ”はやい」
――業態としてはこのままダイニングコンビニを続けていくイメージですか?
小川:「飲食業」に、いっそう力を入れていこうと思います。今度、野菜炒めの機械を導入するんですが、この機械の性能がいいので、高級中華料理店で出してもいいような野菜炒めを、500円程度で召し上がっていただけるようになると思います。「うまい・やすい・“そこそこ”はやい」がキャッチコピーです(笑)。
――どこかで聞いたことがありますが(笑)。
小川:きちんと調理するので、“そこそこ”です(笑)。その分、美味しいものを提供します。また、これはまだ1店舗だけなんですが、お店でパンを焼き始めました。軌道に乗りつつありますので、今後は多店舗への展開に向けて進めていきたいと思っています。
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まさに「近所に欲しい」と思わせる魅力たっぷりのオレボ。今後は、自家製パンだけでなく、イートインスペースで夜は居酒屋的な利用もできるよう検討しているとのこと。ローカルチェーン特有の小回りの利く動きはさすがの一言だ。この先の展開にも期待が高まる。
<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>