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Z世代向け「キラキラドンキ」の人気商品は?“尖った店”が続々誕生

ビジネス

お台場ならではの来客者が多かった

ドン・キホーテ

焼きたてのワッフルも楽しめる

 この点はまさに狙い通りといったところだろう。実際に利用した人の声としてはどう行ったものが寄せられているのだろうか。

「『SNSで見て、欲しいと思っていた商品が揃っていて楽しい』『家の近くに欲しい』といった声や、『子供が夢中になって買い物をしていた』という親御さんからの声もいただいております」

 渋谷などであれば若者グループだけで来るところも、お台場という立地からファミリーでの利用も多くなり親世代の来店も多い。それが「嬉しい誤算」にも繋がっていると沢里店長は話す。

「オープン以前は、親世代はZ世代の付き添いで来店されるくらいだろうと見込んでいました。ですが、実際にオープンしてみるとお子様と一緒に来られた親御さんも、お買い物をされていることが多かったんです。Z世代に支持される商品が、あらゆる年代・客層に支持されていることは想定以上にポジティブな結果となりました

尖った“特化型店舗”を出店するワケ

ドン・キホーテ

(左上から時計回りで)お菓子ドンキ、お酒ドンキ、驚辛ドンキ、コスメドンキ

 キラキラドンキは“特化型店舗”として、お菓子ドンキ・お酒ドンキ・コスメドンキ・驚辛ドンキに続いて5種類目になる。同社がこの“特化型店舗”を推し進めていく背景にはどんな戦略があるのか。最後に株式会社PPIHの広報担当に尋ねてみた。

「ドン・キホーテにはもともと得意とする商品カテゴリがいくつかあります。それを、深掘りしてアミューズメント性の高い商品構成にして、限られた立地で表現したのが“特化型店舗”です。既存の店舗で行っている品揃えを特化型にすることで、より特性を高めることができます。そこで得られるノウハウや知見は、既存のドン・キホーテの店づくりにも生かしていけると考えています

 若い世代向けのラインナップに特化したキラキラドンキ。トレンドの変化が早いため、商品入れ替えの回転もはやいだろう。つまり、何度行っても新たな発見ができるワクワク感も楽しめる。それだけではなく、さまざまな“特化型店舗”がドン・キホーテ全体の成長にも繋がっているという。今後の展開に期待したい。

<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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