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結婚した友人から「助けて」の電話。LINEに隠された“SOSのサイン”

コラム

 結婚は人生の墓場なんて言葉がありますが、まさにそれを体験してしまった人もいるようです。

落ち込むビジネスウーマン

※画像はイメージです

 今回は結婚を機に様子がおかしくなってしまった友人と、その一部始終を見てしまったという男性のエピソードを紹介します。

幼なじみのいきなりの結婚

 児島隼人さん(仮名・28歳)には、高校時代から付き合いがあり今でも頻繁に連絡を取るFさんという友人がいます。そんなFさんは1年ほど前に合コンで知り合ったという22歳のDさんという女性と結婚し、とても幸せそうにしていたそうです。

「Fはちょっと気が弱いところもあるけれど、とても優しいやつで、その優しさに僕も何度も助けられてきました。ある日突然、結婚したと連絡が来た時は驚きましたが、それでも自分のことのように嬉しかったです。ご時世的に結婚式はしばらく挙げないようですが、結婚式では友人代表スピーチをお願いするとも言われていました」

 児島さんは結婚相手のDさんと一切面識がなく、結婚後にFさんと一度飲んだ際に写真を見せてもらった程度でした。この頃のFさんはとにかく嬉しそうで、LINEでものろけ話ばかりでした。

LINEの口調が変わって回数も減少

LINE

※画像は取材を元に編集部とライターにて作成(以下同じ)

 結婚当初は頻繁にLINEをしていた2人でしたが、ここ2か月ほどはFさんからのLINEの数が減っており、また口調が以前と違うなどの「違和感があった」と言う児島さん。しかし結婚生活が楽しくてLINEをする時間が惜しいのだろうと、そこまで気にしていませんでした。

「それから少しするとLINEに返信してくれることもなくなりました。ちょっと寂しかったですが、新しい生活を邪魔することはできないと思って、僕からもほぼLINEをすることはなくなったんです。でも本当はそうじゃなくて……」

 Fさんが楽しく過ごしているのならそれでいいと思っていた児島さんでしたが、とある一本の電話から真実を知ってしまうことになるのです。ある日の夜中に児島さんが寝ていると、枕元で着信音が鳴り響きます。電話に出るとFさんの第一声は「助けて」というものでした

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