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マルチ商法に「勧誘されやすい人」の特徴。絶妙な“タイミング”に要注意

ビジネス

 時代が移れども手を変え品を変え、我々の懐に忍び込んでくるのがマルチ商法の勧誘だろう。当然オイシイ儲け話には必ず裏があるものだが、勧誘する側も百戦錬磨の手練れ。思わずそのままサインしてしまって、のちに後悔した経験を持つ人もいるだろう。

マルチ商法

画像はイメージです(以下同じ)

 経済評論家の上念司氏@smith796000)は、著書『あなたの給料が上がらない不都合な理由』で、怪しげなセミナーの参加者にたまたま出くわした経験を語っている。今回の記事では、マルチ商法の巧妙な手口や、まんまとハメられないためのポイントを紹介する(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。

『金持ち父さん 貧乏父さん』の読み替え

 マルチ商法の勧誘の手口でよく使われる道具に、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)と『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(筑摩書房)という本があります。実はこの本、私も拙書『金持ちになるための濃ゆい理論』(扶桑社)の中でお勧めしているんで大変複雑な心境です。

 別に書いてあることはまともなんですよ。金持ちになるためにはなるべく負債を買わずに資産を買うべきだ。資産はキャッシュを生むもの、負債はキャッシュを食うもの。これってごくごく当たり前のことで間違っていないんです。

 それから、人間には4種類の職業(E:従業員、S:自営業、B:企業家、I:投資家)しか存在せず、お金をたくさん稼ぎたいならBからIを目指しなさいとも言います。これも本当にその通りで、反論のしようもありません。ただ、マルチ商法の連中はこの本に便乗して、我田引水に自分の商売の話をぶっ込んでくるんです。

不労所得のメリットだけを強調するけど…

お金

 例えば、「お金をたくさん稼ぎたいならBからIを目指しなさい」という部分を、「お金をたくさん稼ぎたいならうちの代理店になって、Iを目指しなさい」と読み替えるわけです。Bに至る道はこれしかないとばかりに、自分たちが扱う商品の代理店になることを勧めます。これはロバート・キヨサキの本には一切書いてない、彼らのオリジナルの追加部分です

 Bとはビジネスオーナー(企業家)のことで、仕組みで儲ける人です。自分が働いていなくても、仕組みが勝手に儲けてくれるので不労所得が得られる。何となく良さそうですよね? 

 でも、自分のビジネスで問題が起こった時、自分のせいじゃなくても責任を取らなければいけませんよ。従業員の不祥事で会社が潰れても文句を言えないリスクも背負っている。日本の経営者は会社の借金の保証人までやらされます。ビジネスがダメになったら社長個人もダメになりますよ。すごいリスクでしょ? 絶対このことは同時に説明しておかないとおかしいですよね?

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