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吉野家「生娘シャブ漬け」発言に見る、なぜ“厄介なおじさん上司”は生まれるのか

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元常務を「雇ってくれる」企業はある

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 最後に、白河氏に今回の問題発言を受けて、よりよい社会を作るためのヒントを聞くと、「大企業はコンプライアンス的にNGでしょうが、まだまだ伊東氏を『今回は不運だったね』と雇ってくれるところがあると思います」としたうえで、次のように語った。

ある人は伊東氏を『本当はサービス精神旺盛な人で、単にみんなに面白いことをしようとしただけだ』とかばっていました。男同士の仲間意識はものすごく強いので、そこに『おかしい』といえるような空気を作っていくことが大事だと思います。

 今回の講義の場では、伊東氏の発言に『笑い』が起きてしまったようですが、それはある意味で、その発言を許容していることになる。ただ黙っているのも積極的ではないですが、同じことです。少しずつそれに違和感を表明していくことが大きな動きになると思います」

 日本でようやくハラスメントが浸透してきた現在。この問題が出てくることにまだまだ「おじさん上司」は多いと感じてしまうが、地道な努力を重ねることが求められている。

<取材・文/大川 藍>

【白河桃子】
相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、ジャーナリスト、作家。慶應義塾大学文学部社会学専攻卒、中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了(MBA取得)。住友商事、リーマンブラザースなどを経て執筆活動に。婚活ブームの火付け役としても有名。働き方改革、ダイバーシティ、女性活躍、SDGsとダイバーシティ経営などをテーマとした講演やテレビ出演も多数あり

ライター。スイスで滞在中にフリーランスとして目覚める。おつまみ系や占い、インテリア系も執筆中。興味のあるものならなんでも記事にしてしまう遅咲き主婦

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