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「命の値段が本当に安い」仮想通貨1億円溶かした人気ブロガーが海外で感じた衝撃

暮らし

 3回目のワクチン接種が始まり、海外からの入国規制が緩和された。周辺国も同様で、自由に海外旅行ができた頃にわずかに近づきつつある。

 そんななか、コロナ禍が始まった当初の2020年から海外渡航を続けているのが、“みさちゃす”さん@misachasu0209)だ。14歳で人気ブロガーとなる、仮想通貨で爆益を得た直後に1億円を溶かす、その後「メンヘラの発作」を起こしエベレストに行くなど、過激なエピソードにも事欠かない彼女。

みさちゃす

みさちゃすさん ※画像は本人SNSより(以下同じ)

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 現在も世間の混乱を意に介さないかのごとく、優雅な海外生活の様子をSNSで発信中だ。そんな、みさちゃすさんに、コロナ禍で目の当たりにした日本と海外の違いについて、前編のインタビューに続いて話してもらった。

日本は「茶番が好きな国」

――数か月海外に滞在した後、一時帰国もしているようですが、久々に帰国した際に感じることはありますか?

みさちゃす:2021年の初期から感じていましたが、毎回思うのが水際対策の無意味さですね。本当に徹底したいならば渡航元によって強制隔離の有無を設けず、すべての入国者を有料で強制隔離すればいい。自主隔離も実質的に意味がないですし。何かやっているふり、茶番が好きな国なんだなと思います。

 あと違和感があるのは、マスクですね。飲食店でマスク会食を要請しているのと、それを守っている人たちがいることに衝撃を受けました。商談ならともかく、カップルでもやっているのは異様に感じました。あとは明らかに誰もいないところでマスクしたままランニングをしている人とか。

毎年クロコダイルに襲われる村

みさちゃす

19歳の頃のみさちゃすさん

――コロナ対策以外で印象に残ったエピソードはありましたか?

みさちゃす:一番衝撃を受けたのがエチオピア奥地に行ったときです。命の値段が本当に安いと感じました。この川で泳いだ近くの村民がクロコダイルに襲われて毎年5人くらい亡くなってるんですよ。

 でも、この写真の子供たち、遊びで泳いでいるんです。船が経済的理由で使えないから、移動のために仕方なく……というわけでもない。村の人口600人程度なのに、5人亡くなるのは結構な確率ですよね。日本だったら大人がめちゃくちゃ怒ると思うんです。

――日本だと考えられない危機意識の低さですね。

みさちゃす:あと前出のムルシ族は、部族間抗争で殺し合いをしているんですが、ガイドさん曰く、部族間の殺人は法律が適用されないということでした。部族間で話し合って解決するので、逮捕もされない。部族ではない一般人でも殺人に示談が可能で、示談金例約20万円。人を殺しても20万円で釈放されるんだっていうのがこの1年で一番驚いたことですね。

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