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酔ったフリして男を誘惑…23歳が「女友達との腐れ縁」を断ち切った瞬間

コラム

酔ったフリをして友達の彼氏に接近

引っ越し

 心のどこかで、「U美からは一生逃れられない」という気持ちがあったのです。しかもU美は島本さんにいい人ができると、交際相手に近づいて誘惑。さらにU美が島本さんの過去を面白おかしく話して別れさせるといったことを繰り返していました。

 U美にバレないよう幸次さんとの交際を続け、幸次さんの住む隣県で同棲するところまで漕ぎつけます。けれど、U美は2人の情報をすでに嗅ぎつけていて、先に新居への引っ越しを済ませていた幸次さんのもとへやってきたのです。

「U美は、いつも幸ちゃんがオフィス代わりに利用しているカフェバーに姿を現し、酔ったフリをしてカウンターで仕事をしていた幸次さんを誘惑。幸次さんが興味を示さないと察すると、私の過去の話を暴露し、悪口を言いまくっていたそうです」

悪友の誘いをキッパリ断ってくれた

 けれど幸次さんはまったく相手にせず、「亜美が悪い女じゃないことはよくわかっている。過去にはよくないおこないもあったかもしれないけど、もしそうだとしたら、僕もいっしょに謝りに行くし、亜美がそういうことをしないようサポートしていきたい」とハッキリと言ってのけたのだとか。

「カフェバーで幸ちゃんがトイレで席を外しているときに、店員さんがコッソリ教えてくれたんです。話の内容から、相手の女性がU美だということはすぐにわかりましたし、幸ちゃんの対応と言葉に、『いい人と巡り会えてよかった』と心から思いました」

 島本さんはその後、U美や過去のことをすべて幸次さんに打ち明けたのです。それでも幸次さんの態度は、これまでと何も変わることがなく、いまでは結婚を前提に同棲していると言います。引っ越し先では、新しい人生を満喫したいと、島本さんは話してくれました。

 実際に起きてしまったことや過去を変えることはできません。けれど、腐らず前向きに努力することで、目の前に訪れたチャンスを掴みやすくなるかもしれません。

特集[残念な引っ越し体験]

<TEXT/山内良子 イラスト/zzz(@zzz_illust)>

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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