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坂東龍汰が「不安だった」トランスジェンダー役に思う「美しい愛を描いている」

人間関係, 学び

住み込みのアルバイトでお金を貯めた

坂東龍汰

――坂東さんは高校卒業後、俳優になるためにと北海道を出ましたが、上京の前に、お金を貯めるため地方都市にて、1年間住み込みで働かれたんですよね。

坂東:はい。まずは住み込みバイトでお金を貯めました。

――大学進学への考えは?

坂東:なかったです。母親からは「行きたかったら行ってもいいよ」とは言われてましたけど、自分でお金を稼いで大学に行って、そこで自分がやりたいことをやるといった情熱はなかったですし、その時点で、役者というお仕事に惹かれていたので。ただ住み込みの最中に、焦りはありましたよ。

――焦りですか。

坂東:やりたいことをしてくために、まずはこうして働いているんだと自分の中で理解はしていながら、やりたいことができていない時間が1年以上あったわけですから、葛藤も不満も焦りもありました。当時の自分の生活に。芸能界では子役からデビューされて活躍されている方も多いですし、同世代の人もたくさん出ていたので。

やるか、やらないかは自分次第

フタリノセカイ

(C) 2021 フタリノセカイ製作委員会

――ところで、そういえば坂東さんは、小さな頃からお金を数えるのが好きだったんですよね。

坂東:そうそう! 小学生の頃に“坂東銀行”って言って紙でお金を作って、学校で配りまわってました(笑)。

――強い意志を持ってこの世界に飛び込んで、実際、俳優として歩いて5年が経った今はどんな思いですか?

坂東:この仕事を一生続けていくためのキャリアを積んでいく上で、必要なことは準備をしていかなければなりませんし、それも全部自分次第だと思っています。必要だと感じたことをやっていくのか、やらないのか、やっていけるのか。全部が僕次第だと思っています。

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