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コロナで浮き彫りになったオンラインイベントの明暗。メロン狩りや、味噌づくりが人気に

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参加者に「つまらない」と思わせないためには

 小規模でも開催しやすいオンラインイベントたが、主催者としてはどう告知して運営するかも頭を悩ませるポイントだ。参加者との間を繋げるプラットフォームの当事者として、藤田さんはアドバイスを伝える。

「オンラインイベントを告知する場合、まず大切にしてほしいのは『参加者にとって必要な情報を提供する』という視点です。例えば、ある会社が『コミュニケーションスキルを上げるためのセミナー』を開催したい場合、会社名を冠したイベントタイトルにするケースもよくみかけますが、本来は『コミュニケーションスキルを上げる』というのをまず押し出して、詳細に興味を持った人が『何を学べるのか』を前面に出したほうがいいです。

 また、オンラインイベントを実際に運営する場合は『参加者はいつでも退場できる』と考慮しておくのも大事です。リアルイベントと異なり、少しでも『つまらない』と思えば参加者はワンタップで離脱できます。それを防ぐためには、双方向のコミュニケーションを生み出すのがポイント。セミナーであっても一方的に何かを伝えるのではなく、参加者からのコメントを逐一拾うなど、参加者を置き去りにしない工夫も必要です」

継続には長期的な計画を立てるのが肝心

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 オンラインイベントに来てくれた参加者の心をつかみ続けるには、継続的に開催するのも重要だ。ただ、どんな物事でも続けるのにはそれなりの苦労もある。

 それをやわらげるには「長期的な計画を立てる」のが肝心だという。

「ゴールを決めず漠然と『毎週イベントを開催しよう』とスタートしてしまうといずれ疲へいする可能性も出てきます。それを防ぐには長期的な計画をあらかじめ決めておくのが必要です。また、継続的に開催するなら、参加者同士のコミュニティを上手く循環させながら管理していくのも主催者側にとって重要になります

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