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「しつこいよ」20代会社員が仲良くなりたかった同期にLINEしすぎた結果

コラム

 自分の好きなものを共有できる相手がいると、ついつい饒舌になってしまうという人も多いのではないでしょうか。相手が本当にその話題に興味があればいればいいですが、そうでない場合は……今回は趣味について語りすぎてしまった男性の失敗談を紹介します。

スマホ

※画像はイメージです

興味を持ってくれた同僚

 都内でITエンジニアとして働く北川晴彦さん(仮名・25歳)の趣味は、アニメを観ること。しかし内向的な性格もあり、その趣味を共有できる友人がいないのが悩みでした。しかしその状況が変化する出来事が起こります。あるとき好きなアニメのキャラクターが描かれたキーホルダーを付けた財布を会社に持っていくと、それに反応してくれた人物がいたのです。

「同期で今は別部署で働くEくんとお昼休みにたまたま社食で会ったんですが、そのときにキーホルダーを見て『そのアニメ見たよ』と言ってくれました。その言葉でつい嬉しくなってしまった、アツくそのアニメについて語ってしまったんですよね。でも嫌な顔せずに聞いてくれて、最後には『時間がないから後で教えて』とLINEを交換してくれたんです」

 これまで周囲にはアニメ好きというと微妙な反応をする人ばかりだったという北川さん。初めてアニメ好きと言っても好意的な反応をされたことでテンションが上り、その勢いのままその日のうちにEさんへLINEをしたのです。

毎回反応してくれる同期

LINE

※画像は取材を元に編集部とライターにて作成(以下同じ)

 Eさんは初回のLINEからしっかりと返事をくれ、アニメについてもいい反応をしてくれるため北川さんは嬉しさでいっぱいになります。そしてもっとEさんと仲良くなるために、その日から事あるごとにアニメの情報を共有しました。

「1日に何度もLINEしてしまう日もあったんですが、Eくんは毎回きちんと返信してくれて僕の話をしっかり聞いてくれたんです。それで調子に乗ってしまったんですよね……。ちょっと冷静になればわかるのに相手の都合や気持ちを考えずにどんどん自分の好きを押し付けるようなLINEをし続けてしまったんです」

 Eさんの反応を見て、LINEすることを喜んでくれていると感じた北川さんは、タガが外れたようにアニメの話題を送り続けました。これまでしたくてもできなかった友人との会話に、終始テンションが上がりっぱなしだったといいます。

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